今回読んだのはこんな本だ。
まさかの恋愛テクニック集!
自分でも何故買ってしまったのか驚きを隠せない。
恋愛テクニックに関する本は今まで書店で見かけたことはある。しかしどれも自称ナンパ師が書いたような内容で、要約するとどれも
「数撃ちゃ当たる!」
「とにかく女をナンパしてナンパしまくれ!」
だった。
本書はそういったジャンルとは正反対で、女性からいかに好かれる行動を取っていくかについて紹介されていた。
しかし悪く言えばどれもありがちな内容で、本書から得られたものはほとんどなかった。とりあえず備忘録がてら紹介していく。
見た目を良くする
オシャレな服を着たり、身だしなみを整えたり、脂肪を落として筋肉をつけるなど、清潔感を出して見た目を良くすることが、恋愛において非常に重要である。
スマホで自分の写真や動画を撮影し、後から見返すのもあり。自分が人からどう見られているのかすぐに分かる。恥ずかしいので最初はサングラスやマスクで顔を隠した方がいいかもしれない。
ちなみに僕が見た目を良くするために実践していることは、ヒゲ脱毛とコンタクトレンズの着用だ。かなり効果的である。
ヒゲ脱毛をすると青ヒゲもなくなるのでより清潔感を出せるようになるし、目が悪くてもメガネではなくコンタクトレンズにすることで、外見もチー牛から大きく脱却することができる。
脱毛もコンタクトも世の大半の女性が実践していることなので、共通の話題にもできる。
話の聞き役になる
自分から話すのが苦手なら、聞き役になれというメソッドが本書にも記載されていた。
人の話をしっかり聞いて、相手がして欲しそうな質問と、して欲しくなさそうな質問を瞬時に見極めなければならないので、コミュ障にとってはかなり荷が重い。
それに聞き役になれというアドバイス自体、相手が話してくれることを前提としている。だからこそ、
「この人になら、自分のことを話してもいいかな?」
と思わせるために、普段から見た目を良くしておく必要があるというわけだ。誰だって見た目が気持ち悪い人に自己開示したいとは思わない。
聞き役に徹しながら、相手との共通の話題を探っていくのだ。
話題よりも相手に興味を持つ
常に共通の話題があれば、お互い話しやすいのだが現実はそう甘くない。
相手が自分にとって興味のない話題(例えばBL系のコンテンツ)を振ってくることもある。
本書によるとそういった場合、終始相手のことを意識しながら質問していくのが効果的なのだそうだ。
「いつからそれ(BL系のコンテンツ)にハマっているのか」
「何がきっかけでそれ(BL系のコンテンツ)にハマったのか」
そうすることで、自分にとって興味のない話題を振られたとしてもなんとかやり過ごせるというものだ。
女性の話には解決策ではなく共感
女性は解決策を提示してもらうより、共感してもらうことを強く望んでいる。
相手女性が職場の上司から嫌がらせを受けていたとして、そのことを相談されたとしても、「それは災難だったね」「その上司、マジ最悪だね」とまずは相手の話に共感してやる姿勢が何より重要とされている。
出会いはオフ会やオタク婚活
マッチングアプリで女性とやり取りするよりも、実際にいろんな女性と会って話せる場所に行く方が、チー牛陰キャにとって敷居が低いとされている(なお婚活パーティは男性のみ別途参加費が必要なので注意)。
実際、マッチングアプリは詐欺が多い。僕もかつて相手女性に騙されたことがある。
また、オタク系の趣味を持っている人であれば、同人誌即売会にサークル参加し、コスプレイヤーをしている女性に売り子を依頼するのもありだ。
【チー牛陰キャの限界】男性として頼りがいがあるかどうか
チー牛陰キャであっても、女性と知り合いになったり友だちになったりすることはできるという人も多い。曲がりなりにも、僕も一度はそのラインにまでは立てた。
しかしその先の "恋人" になろうと思うと、チー牛陰キャにとっては挫折ポイントになり得る。
何故なら女性は男性に対し、常に頼りがいを求めているからだ。
学生時代、部活動やサークルで仲の良い先輩がいたとする。その先輩とは普段から仲良くお話したり遊びに行ったりしている。
しかしその先輩が頼りになったり尊敬できるかについては、また別の問題だ。
お互い気が合って仲良くなることはできたとしても、その先輩が何やっても不器用で頼りない存在だった場合、果たして先輩として尊敬できるだろうか。これは男女の恋愛に置き換えても同じことが言える。
大抵のチー牛陰キャはここで躓き、そのまま恋愛市場からフェードアウトしていく。極論ではあるが、人から頼りにされないチー牛陰キャは生涯孤独となって死んでいく他ないということだ。
男女間で友だちや知り合いになったとしても、それは決して長続きするものではないので、お互い恋人になれない状態が続くと自然消滅する。
まとめ
どれもネットで調べればすぐに出てくるような内容ばかりだったので、途中から飽きてしまった。
あと著者が比喩表現として漫画・アニメのキャラを多用したり、全体的に文体が統一していなかったせいで非常に読みづらかった。そして本書を読んでいる人を終始バカにしていた印象だった。
これは受け売りなのだが、恋愛というのはたとえ99人から嫌われたとしても、1人に好かれた時点で成功である。だからこそ、できる限り女性と出会う機会を増やしつつ、嫌われることを一切厭わず試行錯誤も怠らず行動していくしかない。嫌われると思っていつまでもビクビクしているようだと、相手から好かれることは絶対にない。
いつでも簡単に理解のある彼くんを手に入れられる女性にとっては迷惑極まりない話だが、男性にとっては恋人一人作ること自体、至難の業なのだ。何卒ご容赦を。