発達障害もどきの行く末

発達障害グレーゾーンと診断されたとある社会不適合者による悪足掻き。とにかく職歴が悲惨

コンコルドの誤謬と呼ぶに相応しい出来事があった

突然のことではありますが、先日、私は4,000円をドブに捨ててしまいました。

 

何があったのか端的に申し上げますと、私はとあるコスプレ撮影会の参加チケット(2日分)を購入しました。しかし実際に参加してみた結果、あまりにもクソだと分かったので、初日の午前中に撤退しました。2日目は参加すらしませんでした。

 

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参加してから即座に撤退するまでの流れが、"コンコルドの誤謬" と呼ぶに相応しいと思ったので、こうして記事にしてみました。

 

コンコルドの誤謬とは?

 

すでに投資していて、どのような意思決定をしても回収できないコストであるにもかかわらず、そのコストを回収するために、その後の意思決定に大きな影響を及ぼしてしまうバイアスのことを指す。

 

例えば映画館で何か面白そうだと思った映画があったとき、お金を払ってチケットを購入しますよね。で、実際にその映画を見るわけですが、それがあまりにも面白くないと分かった場合、みなさんはどうされますか?

 

①上映中だけどそのまま爆睡する

②上映中だけどそのまま映画館を後にする

③我慢してそのあまりにも面白くない映画を見続ける

 

 

おそらく①か②を選ぶのが普通だと思います。その映画が面白くないと分かったが故の行動なのですから。

 

チケット代(コスト)こそ返ってきませんが、その後の意思決定次第で、時間や労力といったさらなるコストを損失させないで済みます。③を選んでしまった方はマジで要注意というわけです。

 

ちなみにコンコルドとは、1962年に初めて飛行が成功した超音速旅客機のことです。しかしながら多額の開発費に反して、採算が取れないことが発覚します。にもかかわらず運行を開始した結果、さらなる赤字に追い込まれて終わりました。

 

"コンコルドの誤謬" とは、その一連のエピソードが元になって生まれたことわざでもあるわけです。

 

今回参加したコスプレ撮影会について

 

さて、話を戻します。

 

私が今回参加したコスプレ撮影会は、土日2日間の開催でした。チケット代は1日分につき2,000円です。私は2日分のチケットを購入したので、合計4,000円でした。コスプレ参加と一般参加の両方があるのですが、私は一般参加でした。

 

チケットを事前に購入し、いざ会場まで足を運んでみたところ、参加者がほとんどいませんでした。

 

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コロナ禍だと分かっていたものの、あまりの少なさに絶望しました。

 

 

コスプレイヤー自体、指で数えられる程度の人数しか参加していませんでしたが、時間が経てばコスプレイヤーも増えてくると期待していました。

 

しかし結果、鬼滅の刃コスプレイヤーが何組が出てきただけに終わりました。想像よりも圧倒的に小規模になってしまったのと、男装のコスプレイヤーが大半でした。

 

 

さらに運営も適当で、コスプレ専用エリアを作っていないせいで、参加チケットを購入していない人がコスプレイヤーを撮影できてしまうなど、いろいろとザルな部分が多かったです。参加チケットを買う前に、コスプレ撮影会の規模を確認できればと思って止まないです。

 

実際に参加してみたところ、参加者が圧倒的に少なかったため嫌な予感がしましたが、その予感は見事に的中しました。

 

午前中だけ参加し、何の収穫もないままそのまま帰宅しました。日曜日は参加すらしませんでした。

 

まさしくコンコルドの誤謬…!!!

 

この状況こそ、まさにコンコルドの誤謬そのもので、今回参加したコスプレ撮影会そのものが盛り上がらないと、私は確信に至りました。

 

なのでそのまま引き返すことにしました。元を取ろうと躍起になり、それ以上は失わずに済んだであろう時間も労力も消費してはいけません。

 

結局ドブに捨てたのは4,000円(+その日の交通費&昼食代)で済みましたが、あのまま2日目も参加していたとなると、お金だけでなく時間も労力も無駄に消費しただけに終わったことでしょう。

 

まとめ

 

今回参加したコスプレ撮影会ですが、私にとっては面白くなかったです。

 

そもそもコロナ禍でコスプレイヤーとして参加している人が極端に少なかったのと、参加しているコスプレイヤーのほとんどが男装だったため、盛り上がりに欠けてしまっていたことが何より致命的でした。

 

結果的にこれ以上居続けても時間の無駄だと考え、その日の午前中に撤退しましたが、特に後悔も何もしておりません。つまりそういうことだったというわけです。

 

今回の一連の流れがまさに "コンコルドの誤謬" に相応しかったので、こうして記事にしてみました。

 

人生において、ちょうど今回の私と同じような経験をしたことのある方は多くいらっしゃるかと思います。

 

そういうときほど、元を取ろうとすればするほど逆に損をしてしまうので、いかに早く見切りを付けて撤退するかが重要になってきます。