発達障害もどきの行く末

発達障害グレーゾーンと診断されたとある社会不適合者による悪足掻き。とにかく職歴が悲惨

コンコルドの誤謬の "例外" と呼ぶに相応しい出来事があった

先週末の夜、一人焼肉をしにワンカルビまで向かった。

 

 

が、予約も何もしていなかったので、案の定2時間も待たされた。しかも外は豪雨だったので帰るに帰れず、渋々待つことにした。

 

しかし待てども待てども、一向に順番が回ってくることはなかった。雨も止んできたことだし結局帰ることにした。

 

その5分後、店から席が空いたとの連絡があった。しかしとっくに帰路についていたので着信に気づかなかった。その日はワンカルビで一人焼肉することなどなかった。

 

 

以上が先週末の出来事だ。

 

 

おそらく多くの人が

 

えぇwww あと5分待てば焼肉が食べられたのに、なんてモッタイナイことしたんだよ〜!! ( ¯▽¯ )

 

とニコニコしながら思っていることだろう。

 

 

そもそもあと5分待てば席が空くなどとは微塵も思っていなかったので、そんなのは結果論でしかない。

 

 

しかし店員に、あとどれくらい待てば席が空くのかについて、帰る寸前に聞いておくべきとは思った。それでも結局待ち時間が分からないようだったらそれはそれで納得できるからだ。

 

あとどれくらい待てばいいのか全く分からないのに、今まで長時間待ったからという理由だけで留まり続けるのは良くない。

 

コンコルドの誤謬の "例外"

 

人間はすでに支払ってしまったお金や時間、労力というサンクコストを惜しみ、その後の意思決定に大きな影響を与える。

 

 

すでに10万円近く使って、たった1枚しか SSRが引けてない!! もっと金積まなきゃ(使命感)

 

 

しかしこれ以上は損だなと少しでも思った時点で即座に見切ったり、方向転換をしていくべきだ。

 

人間は損をしていると自覚させられるのが一番大嫌いな生き物だ。損をしたくないがために、損と分かってることでもやり続けてしまうし、他人から「あなたのやっていることは完全に無駄」と指摘されるのも極端に嫌がる。

 

 

以前、僕はとあるコスプレ撮影会にカメラマンとして参加したことがある。しかし肝心のコスプレイヤーがほとんど参加していなかった(参加していたとしても、そのコスプレイヤーには専属のカメラマンがいたので、僕のようなカメラ初心者が入り込む余地はなかった)。

 

 

せっかく参加費まで払ったのに、一人もコスプレイヤーを撮影しないで帰るなんて…!!

 

 

と内心憤っていたが、コロナ禍というのもあり、これ以上コスプレイヤーが集まる見込みはないと判断したのもまた事実。僕は撮影会に来てすぐ家に帰ることにした。

 

 

えぇwww せっかく参加費まで払ったのに、コスプレイヤーを撮影しないで帰るなんて何考えてんの!? モッタイナイ!!! せっかくなんだから、時間ギリギリまで待っていれば、可愛いコスプレイヤーも出てきたかもしれないじゃん!!

 

 

と言いたくなる人もいるだろう。

 

その可愛いコスプレイヤーとやらが現れるというのも、結局は可能性の話に過ぎない。逆もまた然り、現れない可能性もある。さらにコロナ禍というのもあり、現れない可能性の方がダントツに高い。

 

帰った後、特に後悔はしなかった。まぁそういうことだ。

 

 

 

 

 

しかし今回はむしろ "例外" のようなことが起こった。僕にとって非常に都合の悪い経験だ。こういった経験をすればするほど、損切りが下手になっていく気がするからだ。

 

無駄な損を受け入れて我慢し、それが報われるとなると、

 

無駄な損を受け入れて我慢するといつか必ず報われるんだ!!

 

と勘違いをしてしまう。

 

 

世の中、無駄な損を受け入れて我慢してもほとんど報われることがないばかりか、逆に損をすることの方が多い。

 

なので

 

無駄な損を受け入れて我慢するといつか必ず報われるんだ!!

 

というマインドに僕は支配されたくない。むしろ無駄と分かったらいつでも損切りできるスタンスを保っていたい。

 

今回のワンカルビの件は、コンコルドの誤謬の、本来発生し得ないエラーのようなものと認識しておく。

 

今後も似たようなことがあっても、僕は迷わず損切りの練習を続けていく。