今回読んだのはこちらの本。
夏目漱石の文学小説だ。
僕自身、文学小説などまともに読んだことがない。せいぜい学生時代に習った程度である。
文学小説と聞くと、多くの人が反射的に「難しい」と感じてしまい、手に取ることすらしないだろう。
しかし僕はそんな難しいとされる文学小説を手に取ってみた。
最近になっていろんな本を読んできた僕だ!
難しい本だろうと必ず最後まで読み切ってやる!!
…実際、本書を手に取る直前まではガチでそう思っていた。
感想
さて前置きが長くなってしまったが、まずこの『文鳥・夢十夜』を読んでみた感想について、端的に述べていきたいと思う。
本を開いてわずか2ページで投げてしまった。
内容がとても難しいどころか、全く理解できないと瞬時に察知したからである。
古語で書かれていたので、書いてある内容を理解しつつ読み進めていくのがあまりにも面倒になってしまった。まるで教科書や参考書を読んでいるのではないかという錯覚さえ覚えた。少なくとも僕には "読書" などという、暇潰し感覚で手に取れるような代物ではなかった。
ちなみにこういった文学小説は図書館などによく置いてある。なので図書館で借りればいいものを、僕は本屋で買うというバカなことをやらかした。
せっかくお金を払ったんだから、たとえ難しいと思った本でも最後まで読まなきゃ損だ…!
という意識が働くかもしれないと思っていた。
しかし全然そんなことはなかった。結果はご存知の通り、ただ無駄遣いをして終わっただけであった(ちなみに本の価格は500円)。
新しいことにも果敢に挑戦するんだ!
と意気込んだ結果がこのザマである。自分の適正を一切省みず、何事にも挑戦しようとするとむしろ損をするだけなのだと改めて痛感した。
反省
今度からはちゃんと古語から日本語に翻訳されている文学小説を手に取ろうと考えている。あるのかどうかすらよく分かっていないが、探していくしかない。
書いてある内容が難しかったり全く意味が分からないと、そもそも内容が頭に入ってこない。そうなると読んでいる時間が無駄になるだけだ。そういう場合、いっそのこと読むのを辞めた方がいい。目は疲れるし姿勢も悪くなるだけで何一つ良いことがない。
どうしても理解する必要があるなら、そのときは誰かに聞くなどして理解していけばいいだけの話だ。