バカは本なんて読んでもろくな結果にならないと僕は勝手に思ってる。
理由は本に書かれている内容を鵜呑みにしたり、しっかり読まなかったりで曲解してしまうからだ。そしてそんな状態で行動を起こそうとするものだから、自分だけが損をすればまだマシな方で、下手すれば周りにも迷惑を撒き散らすことにもなる。
僕もかつて本を読んで実際に行動に移そうとしたことが何度もある。
その中で最も失敗したと思ってる事例を一つだけ紹介していく。
労働基準法の有給休暇について調べまくる
数年前、僕は本で有給休暇についてあれこれ調べていた。
こちらは以前、僕が読んでいた労働基準法に関する書籍である。
この書籍を使い、僕は有給休暇について調べまくった。
入社してから80%以上の出勤率を維持しておけば半年後に付与されること、さらに付与されてから2年経つとその有給休暇は自動的に消滅してしまうこと、正社員だろうがアルバイトだろうが労働者であれば誰でも付与されるといったことを学んだ。
しかし知識というのは、得たからには必ず活用できなければならない。活用できないならただ脳に負担をかけるだけの不健康な行為にしかなり得ない。
有給を申請し拒否され、有給について力説しまくる
有給休暇についてしっかり理解できたと思った僕は、当時勤めていた物流会社の上司に、有給休暇を申請した。
上司「繁忙期やぞ…!! 何考えてんねん!!」
ワイ「ですが有給休暇を申請するのに理由なんて必要ないですよね。僕が有給休暇を取得すると、会社の運営か立ちいかなくなるほどなんですか?」
まさに正論という名の暴力。僕は本に書いてあること全てをぶちまけてしまった。
もちろんこの後上司から怒鳴られ、僕は萎縮して言いくるめられてしまい、有給休暇を申請することはできなかった(数ヶ月後に再申請したら通ったが、周りに有給休暇を取得したことを話したらクビにするぞと念を押された)。
当時勤務していた会社は有給休暇を申請しづらい雰囲気があった。誰もが気安に申請できたら会社が立ちいかなくなる状況になるからだろう。
嫌われ者になった
本に書かれていることを実行に移した結果、僕は会社から嫌われその日から新たに仕事を教えてもらうことがなくなった。
本に書かれている内容についてしっかり吟味しなかったばかりにこんなことになった。しかし吟味したらしたで果てしなく吟味することになっただろうから、結局どうすれば良かったのか僕には分からなかった。
結論、バカが知識を得てもまともに活用なんてできない
本は頭の良い人には投資になる一方で、バカに対しては何の投資にもならないばかりか、僕みたいに自分が損したり周りに迷惑を撒き散らして終わるという悲惨な結末が待っているだけである。
本を読みながら自分なりの意見を持つこともほとんどできない。せいぜい本の内容に対して重箱の隅をつつくことしかできていない。
本「この理論を解説するにあたって、エヴァンゲリオンで例えるとしましょう。ある日アスカが〜」
僕「いや、なんでアスカやねん…!そこは綾波レイ(仮称)やろ!!」
本を読んでいる間は、こうした頭の悪い考えを延々と巡らせるだけなので、何冊読もうがバカは思考力を身につけるなど到底できるはずもない。
バカは本を読んだとしても、書かれている内容を鵜呑みにした挙句、トンチンカンな行動を起こしてみんなを困らせる。
それでも、いつまでもバカでありたくないならどれだけ自分が損したり周りに迷惑を撒き散らそうが駆け抜けていくしかない。