発達障害もどきの行く末

ASDグレーゾーンと診断された大卒非正規でも、死ぬときだけは後悔を残したくない

ザ・ノンフィクション ~しっくりくる生きかた~ を見た発達障害もどき

どうも、発達障害もどきです。略して「はつしがもどき」です。

 

今回もザ・ノンフィクションの感想について書いていきます。今回取り上げる内容についてですが、2年以上前のものになります。

 

 

 

大浦忠明さんこと ”きらら” さんです。心は女性で身体は男性の性同一性障がい者です。年齢は放送当時39歳でした。

 

 

ざっと きららさんのことを紹介しますと、ドン底の生活を送られています。友人に騙され450万円もの借金を背負い、日雇いの仕事でお金を稼ぎ。家賃は2万9,000円の風呂なしアパートで、野菜や魚、肉類は一切食べず、くず米しか食べられない、最低限度以下の生活を余儀なくされています。あくまで放送当時なので、今はもう少しマシにはなっているのかもしれませんが。

 

冒頭からいきなりこんなシーンを見せつけられ、胸が苦しくなったのを今でも覚えています。貧困に陥ったら、こんな状況になってしまうのかと内心ビクビクしてしまいました。確かにこういう状況を引き起こしたのは周りのせいですが、きららさん本人にもいくつか原因があるのではと思います。

 

 

まず主な原因として挙げられるのは多額の借金でしょう。借金の返済に追われているからこそ、生活に余裕が持てないのだと思います。しかも日雇いの仕事では、いつまで経っても返済の目途が立ちません。全てをあきらめて自己破産してしまうしか方法はないでしょう。しかしそれは彼女のプライドが許さないらしく、毎月返済に追われるハメに…(´・ω・`)

 

 

超低価格のアパートで、炭水化物しか摂取しない過酷な生活環境もそうです。本人なりに節約しているつもりなのかもしれませんが、明らかに無茶が過ぎます。お風呂に入れない、満足に食事もできない環境では、いずれ生活習慣病のような大病を患ってしまい、余計にお金が飛んでいくハメになります。

 

安物買いの銭失いならぬ、安物買いの ”命” 失いです。まぁそれ以前に絶対にどこかで反動がきて散財してしまうでしょう。節約も一種の能力ですので、自分の身の丈に合わないやり方を続けると、いずれ破滅します。実際、番組では きららさんは薬で自殺未遂をしていました。

 

 

まるで自分で自分を痛めつけているかのような、自罰的思考を持った彼女ですが、そうなってしまった元凶はやはり家庭環境にありました。

 

きららさんの父親はとても厳格な人で、きららさんを一人前の男にすべく教育してきました。性同一性障害の人にとって、こういった教育は精神的虐待も同然です。身体は男性であっても、女性である きららさんには、男性として扱われることは、自身の存在の否定と言っても過言ではなかったはずです。

 

 

 

 

そんな厳格な父親の教育の下、きららさんは大学に進学し、教員免許を取得します。しかしながら、就職氷河期世代である きららさんは、大卒でありながらも就職活動は上手くいかず、派遣労働で生計を立てざるを得なくなりました。そんな大苦境の中、きららさんは、自分にとって一番しっくりくる生き方の模範になった、地下アイドルにのめり込むところから、物語が始まります。

 

念のため地下アイドルについて調べましたが、活動範囲が極めて小規模なアイドルというだけで、それ以外に特別な意味はありませんでした。実態については分かりかねます、ご了承下さい。

 

 

 

しかしまぁ、39歳で見た目がおかまな人が、地下アイドルになるというなんともハードルの高そうな目標に手を出したものです…(゜-゜) 何かを始めるのに年齢は関係ないという言葉を真に受け過ぎたのでしょうか。

 

番組では、煙突から落ちて怪我をしたサンタクロースを演じていました。本人曰く、自身の自罰的思考にマッチした衣装とのこと。コスプレにも一定の関心があるようです。それにしても地下アイドルってなんでもアリなんですね。

 

 

しかし中身が完全に学芸会レベルそのもので、大した練習もしていないのだと思います。サンタクロースの衣装を着て「あわてんぼうのサンタクロース」を熱唱していました。そんな きららさんが舞台で活躍しているところを見て、僕はこう思いました。

 

 

 

この人、何がしたいの?

 

 

 

そしてその後、本当に高所から落ちて怪我をし、右手首を骨折する大怪我を負ってしまいます。仕事中に起こった悲劇でした。仕事はクビになり、精神的に追い詰められていたのか、風俗の面接に向かいました。当然ながら不採用。きららさんも相当疲れていることが窺えます。

 

とあるショーパブの面接に受かったので、そこで働き始めた きららさん。見たところ、体力ゲージが無限にあるかのような働きぶりでした。高齢でありながら元気に働けるというのは、一つの強みですが、僕は きららさんのそんな働きぶりを見て、こう思いました。

 

 

 

え、これ狂気そのものやん…

 

 

 

大苦境の中、身を挺して頑張っている きららさんには大変申し訳ないのですが、彼女を見て「自分も頑張ってみるか…」などと慰められることは決してありませんでした。きららさんを見ていてむしろ怖くなりました。

 

 

その後、前述した通り、きららさんは自殺未遂をしてしまいます。借金返済による心理的負担、過労による肉体的負担など、やはり きららさんはスーパーサイヤ人でも何でもない、ただの人間だったのです。きららさんのことを聞いた父親が、すぐさま彼女の元に駆けつけてくれました。紆余曲折あって、親子の仲はある程度改善したものの、まだまだ溝は深い様子でした。

 

貧乏ながらも、少しだけ生活にハリが出て、今後も地下アイドル活動を続けていくという感じで番組は締められました。

 

 

・・・・・

 

 

最後に簡潔にまとめると、きららさんのような頑張り方は決して一般化してはいけないものだと思いました。

 

人は他人が頑張っている姿を見ると、「自分も頑張るか」と少なからず思うものですが、きららさんのような頑張り方は決して真似してはいけないと思います。きららさん本人も、幼少期の精神的虐待から自罰的思考が芽生えたという背景があったので、「自己破産」すりゃいいじゃんとか「生活保護受けた方が楽だろ」という言葉は本人には届かないだろうと考えます。

 

 

地下アイドルについても、きららさんはそこでプロになるという感じではなく、ただありのままの自分を見て欲しかったがために、地下アイドルという、今すぐにでも舞台に出られそうな選択肢を取っただけなのかもしれません。それ以前に、なぜ主催者は素人同然の きららさんを舞台に出そうと思ったのか。誰でもお金を払えば舞台に出られるといった感じなんでしょうかね。

 

いろいろと思うところはありますが、今回はここまで。また何かありましたら、バシッバシッ語っていきます。

 

ではでは(@^^)/~~