つい先月、金沢を旅行してきた。
城崎温泉以来、久しぶりに特急に乗ることができて良かった。しかし旅行自体は面白くなかった。
金沢の観光名所とされる和倉温泉にも行ってきたが、これがかなり酷かった。
何もないのだ、マジで。
本当に金沢の観光名所なのかと思うくらい、何もないのだ。
12:00頃、僕は和倉温泉駅に到着した。駅前の観光案内所で自転車を借りたのだが、15:30までに返却しなければならなかった。限られた時間でいかに効率良く観光できるか委ねられている。
しかし自転車で観光してみたものの、特に印象に残るものは何もなかった。「どうしてそんな何もないところまで行ったんだよ」って言われても何も言い返せない。
とりあえず和倉温泉駅周辺で、僕が自転車で観光したところを紹介していく。
和倉港
今まで訪れた観光名所の中で最悪だった。特にこれを見たとき、僕の怒りは頂点に達した。
空き地に適当な名前を付けて、いかにも観光名所っぽく見せかけているのだ。いくらなんでも観光客のことを舐め過ぎている。
和倉港で釣りをすることもできるが、肝心の釣竿は、港から少し離れた観光協会で借りなければならない。少なくとも自転車でないと、和倉港と観光協会を往復するのは結構キツい。
さらに釣り自体も、すぐに疑似餌が取れてしまったため、釣れないどころか釣りを楽しむ間もなく終わってしまった。
能登ミルク
和倉温泉駅から自転車で10分ほどの距離にあるカフェ。
店前に自転車を停めてから店内へと入り、アイスクリームを購入。食べた感想としては美味かった。しかしどこの観光名所にもアイスクリームは売っているので、何も印象に残らない。
アイスクリームを食べ終わり、店の近くに停めてあった自転車に乗ろうとしたところ、すぐ近くの列に並んでいた DQN親子に
「並んでんやけど?」
といちゃもんを付けられた。
少しビビりつつも僕は、
知ってますよ、自転車取りに来ただけですから
と舐めた口調で返した。呆気に取られた DQN親子を横目に
じゃあの〜♪
と自転車に跨りその場を後にした。
別に接客業に従事しているわけではないので、これは妥当な対応だと思う。
温泉以外に何もない
和倉温泉の名の通り、温泉施設だけは至るところにあった。しかし自転車の返却時間が迫っていたので、足湯だけにしておいた。
聖地巡礼
唯一、金沢観光において楽しみにしていたことがある。聖地巡礼である。
どこを聖地巡礼するのかと言うと、アニメ「Angel Beats!」の舞台である天上学園、そのモデルとなった金沢大学である。
結論を言うと、金沢大学を聖地巡礼することはできなかった。
乗り換えのバス停がどこにあるのか分かりづらく、運良く金沢大学行きのバスを見かけて猛ダッシュしたのだが、ギリギリ間に合わなかった。次のバスは1時間後で、それだと帰りの特急列車に間に合わない。なので渋々断念した。
日曜ということもあり、大学に入ることすらできなかった可能性もあった。どっちにしろ、聖地巡礼は無理な話だったのではないかと思う。
まとめ
金沢は本当に何もないところだった。
そもそも金沢について調べていたとき、ふと思ったことがある。
あれ?金沢って大した観光名所なくね?何もないと言っても過言じゃないくらいなくね?
どうやらその読みは当たっていたようである。実際、金沢には何もなかったのだから。
「いや、兼六園があるだろ!」
という声が聞こえてきそうだが、ぶっちゃけた話、兼六園とよく似た観光名所はいっぱいあるし、すでに観光したことがある。どれもただの庭だったので、兼六園もきっとそうなのだろう。
唯一楽しかったことは、特急列車に乗ってスマホでアニメを見ていたくらいだろうか。いずれにせよ、気分転換にはなったから全てが全て悪い話ではない。