発達障害もどきの行く末

発達障害グレーゾーンと診断されたとある社会不適合者による悪足掻き。とにかく職歴が悲惨

仕事クビになりました〜後編〜

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▼前回までのあらすじ

 

 

現場での仕事があまりにも辛くなり、退職を決意した発達障害もどき。直談判の内容としては、以下の通りです。

 

 

「現場があまりにも辛い!!!!! 部署異動させてくれなきゃ辞めちゃうもん!!!!!」

 

 

と駄々をこねただけでした。

 

 

他の幹部の人もゾロゾロ集まって来て、

 

「根性なし」

「お前は社会では通用しない」

 

などと罵倒されたりバカにされたりしました。

 

 

 

こういう人たちは逆に過労死してしまった人を見るなり、「辛いんだったら早く言ってくれればよかったのに…」「人生を豊かにするための一手段たる仕事で命を落とすなんて、なんてバカなんだ」とほざいてきたことでしょう。

 

 

 

社長からも「そもそも仕事というのは面白いものと違うぞ」と言われはしたものの、その後

 

 

「ほな一回やってみるか?実は元々君のことは現場じゃなくて、他の部署で採用したかったんや」

 

 

と言われ、話が退職から部署異動に進んで行くことになりました。

 

 

うおぉぉぉ…('ω') う、うおぉぉぉ…

 

 

 

直談判中の僕は、頭の中がテンパっていました。正直な話、僕ごときが部署異動など受け入れてくれないものとばかり思っていたので、自分でもどう反応すれば良いか分からなくなっていました。

 

直談判が終わり、2週間の現場労働の後、僕はめでたく他部署に異動ということになりました。

 

 

その部署では、客から依頼された製品を指定された日に納品できるよう、 工場内で製造設備や労働力、資材などを効率的に活用することです。

 

要するに製造工場を効率良く運営していくお仕事になります。

 

 

 

現場にいた頃から「営業や事務、総務は無理でも、せめてあの部署に行ければなぁ…」と思っていました。確かにその部署も大変ではありますが、きっと現場ほどではないはずだと思っていました(実際その通りだと思ってます)。

 

 

配属の日を迎え、僕は用意された席とPCを見るや否や、純粋な子どものように目を輝かせていました。なんと名札や名刺も用意され、ようやく社会人としての一歩を踏み出すことができたと思っておりました。番組とかだったらここで放送終了すれば良いオチで終われますね。

 

 

しかし、そんな幸せな瞬間は長くは続きませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

発達障害気質のある僕にとって、主語を徹底的に省いた分かりづらい指示、直属の上司もまたパワハラ気質な部分があるという、僕にとっては最悪な環境でした。その上司に至っては、存在自体が最早パワハラなので、終始居心地が悪かったです。仕事がないときはトイレに籠ったり、他の雑務を行ったりしてどうにかやり過ごしていました。

 

いわゆる「空気を読んで行動しろ」がモットーな職場だったので、空気を読む力がない僕にとってはまさに生き地獄でした。

 

 

電話対応のみならず、荷受けの対応も満足にこなせず、ほどなくして僕は完全に職場のお荷物となりました。唯一こなせたのはPC業務のみで、それ以外はズタボロでした。上司からは無理難題を押し付けられたり、人間関係も上手く構築できなかった僕は、たった数週間で孤立していきました。

 

そんなある日、僕は上司からこう言われました。


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「キミ免許持ってるよね?車の運転してくれ」

 

 

これが僕にとってトドメになった一言だと思います。異動した部署では運転免許証が必須で、それがないとそもそも仕事にならないのだとか。とっても後ろ向きながらも僕は「分かりました…」と小さく返答しました。もちろん、いきなり社用車を運転しろって話ではなく、家族から自動車を借りて練習しとけってことです。

 

僕は運転免許証自体は持っているものの、まさに形だけで、実際はほとんど意味を為さないただの紙きれです。

 

 

講習中、左折時に歩行者を何度も巻き込みそうになったり、進路変更でも何度も躓きました。さらに卒業検定間近にも関わらず、全速力で信号無視を決め込み、教官からマジギレされるというトラウマもののダメージを負ってしまいました。なんとか試験には合格したものの、車には二度と乗りたくないなと思い、以降、乗っていませんでした。

 

僕が車に乗ると確実に死人が出てしまう。そう確信できるエピソードでした。

 

 

どうしよう、マジで車乗りたくない…。もう辞めようかなこの部署…( ;∀;)

 

直談判時にも自動車に乗る業務はあると聞いていたので、覚悟はしていたものの、実際に乗らざるを得ない場面に直面すると、動揺を隠すことができませんでした。「でも実際に車に乗れない人も部署にはいるから大丈夫だろ」と高を括っていた僕が甘かったです。

 

 

 

気づけば僕がその部署に配属されてから 1ヶ月が経っていました。それでも僕は仕事にやりがいも何も見出すことができないでいました。本来であれば伝票を現場に回したり、その他PC業務を担当するはずですが、社内ニートとして過ごしている日々がここ数日続いている。

 

「あぁ、コロナ騒動で仕事が激減しているんだな…」

 

とばかり思っていました。いや、そう思いたかった。

 

そんなある日、僕は部長に呼び出され、残酷な真実を突き付けられます。

 


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「キミは今月下旬で解雇だ」

 

「…( 一一)」

 

仕事をクビになった人なら誰しも経験があるかと思います。いわゆる論旨解雇というやつです。

 

「キミが1年後、2年後、この会社、いや、この部署でやっていく姿を想像できない。他の部署の人だって、キミに仕事を割り振ることを恐れている。車の運転だって消極的だったしね。キミは確かに真面目だ。この部署に配属されてから一度も遅刻・欠勤せず、残業もこなした。けど真面目なだけじゃ、この部署ではやっていけない。それについてキミ自身はどう思った?」

 

僕は俯きながら、部長に返事をしました。

 

「…はい、僕も仕事をこなせないばかりか、長続きもしないと思ってました。」

 

「だろうねぇ。ま、キミはまだまだ若いからなんとかなるだろう。この会社での経験を無駄にせず、これからも頑張りたまえ。一応、今月の給与締め日までは在籍しても構わんよ。あと退職届は経歴に傷がつかないよう、自己都合ということにしといてあげるからさ。」

 

「短い間でしたが、ありがとうございました。」

 

「ん、じゃあ期限までに書類の方よろしくねー」

 

 

 

ただでさえ、コロナ騒動で何から何まで自粛ムードが蔓延しているのに、挙句の果てにクビにされてしまうとは…。

 

もうね、これ僕以外の人間だったら確実に無敵の人になって、何人か死者が出ていると思うんですよ。

 

 

その日は本業を一切任されることなく、終始やりたくもない雑務をこなしましたとさ。仕出し弁当も一切口にしなかったため、周りから心配されましたが、ぶっちゃけどうでもいいのです。

 

 

 

直属の上司からは「クビになったのか、そうか、でもまぁ、話のネタになるんだしいいんじゃない?」とかほざいてました。

 

えぇ…今まさに、こうしてブログというかたちで、今回のことを話のネタにさせていただいております。

 

 

クビを通告されましたが、執筆時点ではまだ在籍中なので、正確にはまだウ○ンコ製造機ではありません。

 

一方的にバックレるかと思いきや、まさかのクビだったことに、発達障害もどきはとても驚いております。

 

 

どうでもいい話ですが、これからは「普通」じゃなくて「異常」で勝負していけたらとか思います。

 

はい、発達障害もどきでした!!!! ヾ('ω'⊂ )))Σ≡サラバ!!