つい先日、私は詐欺に遭いました。
300円で買えるはずだった弁当を買うことができず、代わりに480円もする弁当を買わされるハメになりました。上級国民でない底辺にとって、こんな予想外の出費はかなり痛手です。しかも値段の割に美味しくありませんでした。
もうね、これは店主の巧みな話術と駆け引きによる詐欺商法ですよ。
…まぁ詐欺というのは少々言い過ぎですが、実際は私と店主がいろいろ勘違いしたことから起こった事故みたいなものですね。
内容的にもかなり複雑なので、順を追って説明していきます。最後までご覧いただければと思います。
事の始まりは、電話での事前注文
私は屋外50mプールで水泳を楽しんだ後、昼メシに何を食べようか悩んでいたところ、あいりん地区の弁当屋で販売している「唐揚げ弁当」を食べたくなりました。
私はよくその弁当屋で、この「唐揚げ弁当」を買いに行っています。こちらの弁当ですが、見た目はなかなかボリューミーでありながら、値段はなんとたった300円なのです。底辺にとっては重宝すべき食料品です。
その店に電話したみたところ、営業しているようだったので、満身創痍ではありましたがさっそく向かいます。
現地に到着しました。しかしどういうわけか、店のシャッターは閉まっていました。念のため、もう一度電話してみることにします。
どうやら店は休憩で一時的に閉まっていたようですが、「何か必要なものがあれば作っておく」と店主から気遣いを受けたので、その好意に応じて私は「唐揚げ弁当」をオーダーします。
店が営業再開したのと同時に、店主にオーダーしたものについて尋ねたらこれが出てきました。見た目は確かに唐揚げ弁当ではあるのですが、私が求めていた「唐揚げ弁当」ではありません。
Why...?
私が欲しかったのは左側の「唐揚げ弁当」です。決して右側の「唐揚げ
一体どういうことでしょうか?
私が「唐揚げ弁当」だと思っていたものは、ただの惣菜弁当のようでした…
店のメニューには480円の唐揚げ弁当と書かれていましたが、300円の「唐揚げ弁当」については、見たところメニューに載っていませんでした。
店主にとって、私が考えていた「唐揚げ弁当」というのは、ただの惣菜弁当だったということです。
店主と私とで、「唐揚げ弁当」に対する認識のズレが生じたようでした。
結局…
本来なら断りたかったのですが、この弁当屋はよくお世話になっている店なので、店主と関係を悪くするわけにはいかず、渋々その「唐揚げ
「唐揚げ
結果的に私が一方的に勘違いした挙句、事前注文までしてしまったのですから、悪いのはこの発達障害もどきです。
味についてですが、無駄に値段が高いだけで見た目通り炭水化物の塊だったのでした。480円にしては大して美味しくありませんでした。300円のあの弁当の方が圧倒的に美味しいです。
自分に非があるにも関わらず、相手のせいにする発達障害もどき
その店のメニューについて熟知しているでもなく、店主とすこぶる仲が良いわけでもなかったのに、何も考えず事前注文に応じてしまったことを後悔しています。
店主については
ジジィ、ハメやがったな!?
と心の中で理不尽な怒りを露わにしていました。
この店主、ワイが断れない性格だと見抜いた上であんな変な気遣いを…!?
と疑心暗鬼に駆られたりもしましたね。
未知のメニューを頼むのも悪くない!自己投資!
とポジティブシンキングを心掛けるも、無意味に終わりました。根がどこまでもネガティブなのでポジティブでいろだなんて無理ですよ。
私が悪かったのは重々承知ですが、そもそも店主が余計な気遣いをしたせいで結果的にこちらが損しました。
気遣いが仇になって相手に損させてしまうことって多いよね
店主にとってはお客さんを気遣ったつもりが、あのような結果になるとは想像すらできなかったでしょう。
どういった経緯であれ、ちょっとした気遣いのせいで相手が大きく損してしまうというのはありがちな話です。
だったら相手に気遣いしちゃいけないのかと言われると、そういうわけにもいきませんので、なかなか難しいですよね。
相手の事情は深く考えず、自分の気遣いたいように相手を気遣うのがベターなんだと思います。