どうも、発達障害もどきです。略して「はつしがもどき」です。
前回に引き続き、今回もphaさんが出演するザ・ノンフィクションの感想を述べていきます。
▼前回
phaさんは今年で40歳になり、11年もシェアハウスを続けたためか、シェアハウスの運営に飽きてしまい、解散させることになりました。シェアハウスにいると、自分から人に会う機会がなくなるので、その機会を取り戻すためだそうです。
まぁ確かにシェアハウスというと、常に他人と会っている状態ですからね。嫌でも受動的に会わなければいけません。これからは能動的に人に会えるよう努めていく感じですね。
それにしても11年ってかなり長いですよね。番組では29歳のときにシェアハウスを始めたと言っていたので、会社を辞めてすぐですね。当初はなかなか物件を借りられないなど、苦労されていたようです。
シェアハウスを解散させたphaさんは、道づれの猫と一緒に暮らし始めました。生活スタイルがまるで定年退職したサラリーマンのようですが、ともかく11年間、シェアハウスの運営お疲れ様でした。
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後半は今井ホツマさんという、高校卒業と同時にシェアハウスを運営し始めた人について描かれています。番組では「phaさんの後を継ぐ人」として紹介されていました。
今井さんは、phaさんみたいに社会に上手く適合できないからシェアハウスを運営して同じような境遇の仲間を集めているとかではなく、単純にシェアハウスを始めたいという好奇心から始めたという感じです。もう普通にバリバリの起業家ですね。おまけに保育士をしている女性と結婚もしているそうです。リア充爆発しろ。
今井さんのシェアハウスにも、やはりと言うべきか、いろいろとワケありの人たちが集まっていました。
父親から虐待を受けていて、高校は中退し、各地を転々としている人。
自分の好きなものが作れず、仕事に疲れ果ててしまったウェブデザイナーの女性。
今井さんは、シェアハウスに居住したいと思っている人には、直接会って話を聞くのだそうです。要は面接というか面談ですね。その人が住人とトラブルを起こさないか、言われたことをキッチリ守れるかを確認します。そりゃあ、誰だって社交性ゼロのキ○チガイなんて家に入れたくないですからね。そう考えると、「なんとなく実家が嫌だから、低価格で済むシェアハウスにでも行くか♪」というノリでシェアハウスに住むのは止しといた方がいいですね。
シェアハウスに住むにしても、見知らぬ住人と仲良くする社交性とか、他人と24時間同じ空間にいて苦痛にならない忍耐力とか、オナ○二ーがしにくくなるなど、いろんな制約があります。それができない人には苦痛以外の何ものでもないです。
今井さんはシェアハウスを、一人暮らしのハードルが高い人にとっての中間ポイントと考えているらしく、それを実家と一人暮らしの中間に置くことで、社会に出ていくハードルを下げられるとのこと。宿泊訓練といったところですかね?
番組の終盤では、シェアハウスを解散させたphaさんが、しょぼい喫茶店を経営している夫婦に会いに行き、「就活マジ辛すぎワロタwww 相手の評価する人物になるの苦しすぎぃぃぃ!!!!」と終始雑談してました。
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キッチンや冷蔵庫、洗濯機、テレビ、調味料など、一人暮らしだと全て活かすのは難しいものですが、それらを他人とシェアすることで、全て活かすことができます。
僕自身、シェアハウスのコスパの良さには目を惹かれますが、やはり壁になるのは、見知らぬ他人との共同生活。家が広ければまだ耐えられるとは思いますが、どうしても他人と接触してしまうのは避けられません。それが自分にとって気の合わない人だと一層苦痛になるでしょう。
ゲストハウスを転々としてきた僕でも、やはり終始他人のいる空間は落ち着かないのと、貴重品を盗まれるのではと、神経が高ぶってしまい、その分寝つきも悪くなってしまいます。あと気軽に自家発電ができないところですかね(笑)夢精したらどうしよう…
家族でも学校でも会社でも、やはりどこに逃げようが、人間は社会からは決して逃れることができないのです。
社会性のない人に対し無責任に
「困ったらいつでもシェアハウスに来ればええやで♪」
とはなかなか言いづらい現実がそこにはあります。
しかし、普通から外れてしまった人に対して、「こういう道もあるんだよ」と一つの選択肢として提示するのは悪くないかと思います。それによって救われる人は救われるわけですから (まぁ、救われない人間もいるけど)。実践するには難易度は高いですが、検討する価値はあるかと思います。
はい、では発達障害もどきでした、*-ω-)ノ"ばいちゃ