どうも、発達障害もどきです。略して「はつしがもどき」です。
突然ですが、今回はこちらを読んでみました。
ご覧の通り、絶対的貧困の状態から脱出するための冊子になります。仕事が見つからず、心身ともに病んでしまい、まもなくホームレスになってしまうという方が安心して生きていくためのヒントになります。
これを一読すれば、無責任な励ましの言葉がいかに役に立たないか実感できるでしょう。
どういう人向け?
収入がなく路上生活になってしまった、またはその恐れがある人や、生きづらさを抱えた人向けの冊子ですね。それに加えて大阪にお住まいの人や、大阪の地理について知っている人が対象になりますね。
漢字には全てふりがなが振られているので、小学生でも読めます。道徳の時間とかにこれを配って読ませれば良い勉強になるとは思うんですけどね…
僕はこの冊子に目を通し、その中で自分が最も興味深いなと思った項目について、今回ご紹介していきたいと思います。
寝泊まりについて
あいりんシェルターという、居住不定の日雇い労働者向けの人に対して、寝泊まりする場所とシャワーを無料で提供している施設があります。
1泊につき1枚の整理券が必要になります。利用したい日ごとに整理券を受け取らなければいけません。また、施設内は完全に飲酒禁止となっており、少しでも酒気があれば即アウトになります。
夕方の18時から翌日の5時まで利用することができます。
一応、あいりんシェルターに泊まったという人もいらっしゃるみたいですが、見た感じどうもセキュリティ面でかなり不安がありそうですね。
貴重品を入れるロッカーがないため、貴重品を肌身離さず抱きかかえていないといけないみたいです。周囲の音も去ることながら、感染症も蔓延しているらしく、いくら無料といえども気軽に泊まれるものではないですね。
ここに泊まるなら、まだドヤに泊まった方がマシなのかもしれません。
食べ物について
主に萩之茶屋南公園(三角公園)で、週に何度か炊き出しが行われています。「勝ち取る会」という支援団体ですね。
お金がなく餓死しそうな場合、とりあえずここに来れば死なずに済みそうです。詳しい日程については、本冊子をチェックです。
あいりん地区の炊き出しについて、動画で見てみましたが、おかゆを提供していたようですね。
興味がある人は、一度試食に行ってみてはいかがでしょうか。
身だしなみ
第3木曜日に毛馬桜之宮公園にて、ヘアカットを無料で行っています。時間帯は10:00~12:00までですね。他にも無料で健康相談なんかも実施しているみたいですね。
雨天の場合は源八橋の下になるそうですが、場所としてはこちらになります。
今の時代、1,000円カットが主流だったのですが、いつの間にか値上がりしていき、そのうちカットだけで2,000円もザラになってきそうです。
ですが、無料というのは非常にありがたい話ですね。僕は日本人形のごとく、髪の伸びが著しく早いので、1ヶ月に1回は散髪に行かないとすぐにボサボサになります。
場所も時間も決まっているのが欠点ですが、無料で髪を切ってもらえるのは魅力的ですね。
生活保護
日本国憲法 第25条に基づき、健康で文化的な最低限度の生活を営むために、誰にでも申請する権利があります。
しかし実際のところは、いわゆる水際作戦で門前払いを受けたり、受給者でもケースワーカーからパワハラを受けたりと問題は山積み。
こうしたいろんな問題があるのを考慮すると、正直な話「路上脱出 生活SOSガイド」だけでは力不足でしょう。
生活保護で生きちゃおう! ―崖っぷちのあなた! 死んだらダメです
- 作者: 雨宮処凛,和久井みちる,さいきまこ
- 出版社/メーカー: あけび書房
- 発売日: 2013/11/01
- メディア: 単行本
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他にも生活保護についての本はあるので、生活保護を検討している方は、こういった本も一緒に参照するのがいいと思います。
まとめ
絶対的貧困に陥る寸前の人だけでなく、生活に多少の余裕はあるという人でも、役に立つ項目があると思います。
「辛い状況でも頑張れ…!!!!」
なんて無責任な励ましの言葉なんかよりも、本当に必要なのはこういう知識ですよ。
願わくば、学校教育にも導入すべきだと思うんですよね。あ、そうしたら政府にとっては都合が悪いのか、そっかそっか(笑)(笑)(笑)(笑)
とにかく、今現在貧困とは無縁の人でも十分オススメな一冊です。ぜひ一度目を通してはいかがでしょうか。
はい、発達障害もどきでした。