僕にはかつて大学を卒業してからニートみたいな期間があった。アルバイトをしていたものの、誰の目から見ても人生が停滞しているのは明らかだった。
その期間に専門学校に通って、あわよくば手に職付けようと考えたことがあった。いくつかの学校に見学に行ってみたものの、主に以下の理由から断念した。
年下の学生と関わりたくない
一度社会人になってから専門学校に通うという人は決して少なくない。いくつになっても何かを学ぼうという意思は尊重されるべきである。
しかしそれでも高校からそのまま専門学校に進学してきた人の方が圧倒的多数なので、ほぼ必然的に年下の学生たちと一緒に授業を受けることになる。
そうなると僕みたいなコミュ障陰キャの人には極めてハードルが高い。大抵の場合、年下の学生は年上の学生に話しかけてはくれない。下手すると年下の学生たちから舐められたりコキ使われるかもしれない。
そしてトドメと言わんばかりに、嫌でも年下の学生による青春を見せつけられることになる。学生時代にまともに青春を送れなかった人にとっては間違いなく地獄だ。
おまけに行事では年下の同級生たちと組みたくもない肩を組まされ、一致団結とかさせられるかもしれない。考えただけで吐き気がする。
講師が年上の学生のことを厄介者扱いしてくる可能性
高校からそのまま進学してきた学生や、社会人を経てから進学してきた学生が混在するようなクラスの場合、講師は年上の学生のことを雑に扱ってくる可能性が極めて高い。コミュ障陰キャともなると尚更だ。
そんなこと、社会人をやってたなら知ってて当然だろう!むしろお前が年下の学生たちの見本にならないでどうするんだ!
と説教されるかもしれない。
授業で分からないところがあっても、年下の学生には優しく丁寧に対応する反面、年上の学生には「老害は失せろ」と言わんばかりに杜撰な対応をしてくる可能性は大いにある。
進路相談なんかも年下の学生を優先するだろう。しかし年上の学生の場合、
「今まで社会人やってたんなら全部分かるでしょ?残念だけど年上のあなたに時間なんて割いてる余裕ないからw」
と言わんばかりに放ったらかしにされそうだ。
まとめ
他にも学費が高いとか、確実に就職に結び付くとは限らないといった理由もある。しかし僕にとって専門学校に行きたくない一番の理由は人間関係なのだ。
社会人になってから転職のために専門学校に通う人は、高校からそのまま専門学校に進学する人たちと比べて、大きなハンデをいくつも抱えていると言っても過言ではない。