発達障害もどきの行く末

発達障害グレーゾーンと診断されたとある社会不適合者による悪足掻き。とにかく職歴が悲惨

ベストセラーである『人は話し方が9割』を読んでみた感想

つい先日、とある百貨店でこんな本を買ってきた。

 

『人は話し方が9割』という、主にコミュニケーションに関する書籍である。

 

以前、僕はコミュニケーションに関する書籍を読んだことがあるが、感想らしい感想は皆無に等しく、どれもすでに実践していることばかりだったので参考にならなかった。

 

この『人は話し方が9割』という書籍だが、なんと80万部も売れているベストセラーなのだそうだ。少なくとも現時点において、ひろゆきの『1%の努力』以上の売り上げを叩き出している(とされる)。

 

正直な話、本書の『人は話し方が9割』に対する僕の期待値は高い。今回はこの書籍を読んでみた感想について記事にしていこうと思う。

 

『人は話し方が9割』、その感想について

 

やっぱり人と会話するのって面倒臭いなってあらためて思っただけだった。

リアルでもネットでもその面倒臭さは変わらない。

 

相手の話にはしっかり共感するとか、相手の話を聞いて相手が求めている質問をしてあげるとか、相手に伝えづらいことは遠回しに伝えるとか、その他相手によって配慮すべき点があるなど、コミュ障にとってはどれもしんどいことばかりだ。

 

また、本書の『人は話し方が9割』に載ってることのほとんどが実践済みであった。過去の失敗経験をネタにするとか、苦手な人に出くわしたらなるべくリアクションを薄くしてやり過ごしたりだとか、この手の書籍を読む前からすでにやっていることばかりだった。

 

唯一使えそうなメソッドはと言えば、相手の肩書きよりも相手の名前を見るように努めた方が良いということ。相手の名前を知ったその瞬間から、相手の名前を呼んであげた方が、相手には好印象なのだそうだ。しかしこのメソッドも、所詮は誰もが思いついて実践しているような浅知恵に過ぎない。

 

そして本書の『人は話し方が9割』曰く人は自分自身に一番関心があり、そんな自分自身のことを分かってくれる人に対して好感を持ちやすいという。しかし人のそんな性質を利用して近づいてくる輩がいるのもまた事実である。

 

まとめ

 

本書が80万部も売れているベストセラーと聞いてすぐさま書店で買ってみたのだが、結果は見ての通り期待外れだった。

 

「ボケ!すでに実践しとるわ!」

って言いたくなるような感想しか思いつかなかった。売れているものが必ずしも良いものとは限らない事例の一つである。