Uber配達員をしていると、必ずと言っていいほど遭遇する熟成案件。
熟成案件とは、注文が確定し料理も完成したはいいものの、それを運んでくれる配達員が見つからなかったために、すっかり冷めてしまうなど料理の鮮度が著しく落ちてしまった配達案件のことです。
一度引き受けてしまったら、お客さんから
「遅ぇんだよ、このチー牛!!!」
とクレームを言われたり低評価を押されることが多いです。低評価は一定数集まるとアカウント停止に繋がるため、Uber配達員をしている人であれば必ず避けるべき案件です。
しかしそんな熟成案件であっても、時と場合によっては引き受けざるを得ないこともあります。
「あ、これ注文してから30分も経ってる!熟成案件だ、拒否しちゃお!!」
と言って配達を拒否するのは簡単です。しかしそうやって気軽に拒否を連発することも、しまいにはアカウント停止に繋がってしまいます。なのでたとえ熟成案件だったとしても、どの程度まで妥協できるのか見極めておく必要があるということです。
熟成案件を引き受けると、多大な時間かけて鮮度が落ちた料理をお客さんの元まで配達しなければいけません。
ですが鮮度が落ちない、または落ちにくい料理だとしたらどうでしょう…?
お客さんにとっては、注文が確定してから配達員が決まるまでの間はイライラするかもしれません。しかし肝心の料理にほとんど不備がなければ、少なくとも低評価が押されることはないのです。
この記事ではたとえ熟成案件だったしても、気軽に拒否せず応じた方がいい料理について紹介していきたいと思います。
その①弁当
基本的に弁当は冷めても美味しく食べられる具材で作られています。
マクドナルドやロッテリアのようなファーストフードの場合、冷めてしまえば即アウトなのですが、弁当は普通に食べられます。
なので熟成案件でも、弁当であれば応じた方がいいです。
その②アイス
カップアイスの場合、溶けないように冷凍庫で管理したり、保冷剤やドライアイスを使っているため、味落ちすることはほとんどないです。
熟成案件でも、カップアイスであれば大した問題にはならないでしょう。
お客さんに連絡できる余裕があれば「長らくお待たせさせてしまい申し訳ありません」と一言添えてから配達に向かうといいでしょう。
その③寿司
カップアイスと同じですね。
握ってから容器に詰められた寿司は、配達員が来るまでの間、店の冷蔵庫で保管されます。くら寿司でもスシローでもはま寿司でも同じ措置が取られています。
やはり常温に晒しておくと菌が繁殖しやすいのか、店の人も寿司の扱いには慎重です。冷蔵庫に保管されることが前提なので、2~3時間経っても鮮度は落ちないでしょう。待たされてるお客さんのことを考えるなら、長くても30分ですね。
しかしながら、問題なのは配達時です。
寿司自体崩れやすいのと、容器も直径30cm以上であることが多いので、梱包に時間がかかります。下手すればカバンに入らない…なんてことも実際にあり得ます。そのため、多くの配達員は寿司の注文を嫌がります。
もしあなたがお客さんで、Uberで寿司を頼むのであれば、必ずチップは渡すようにしましょう。
その④お菓子
言うまでもないですね。
スタバのドーナツやクッキーも、スピーディかつ崩れないように配達ができれば特に問題はないです。
その⑤パン
主にコメダで売ってるサンドイッチやホットドッグなんかがそうですが、Uber配達員を長年続けている人であれば、普通のパン屋で売ってそうなパンも配達したことがあるかと思います。ちなみに私はありました。
パンの場合、配達が遅れたとしてもまず味落ちはしません。崩れないように配達ができれば特に問題はないです。
まとめ
熟成案件というのは、行かなくて済むなら行かないに越したことはないです。
しかし地域によっては、またはそのときの配達員数によっては、熟成案件になってしまった配達案件というのは、一定の数で出てきてしまいます。
お客さんから低評価を貰わないためにも、できればそういった注文は拒否するべきですが、あまりに拒否を重ねていると、今度はアカウント停止の可能性も出てくるので、熟成案件だったとしても「この案件なら大丈夫じゃね?」というものがあれば、拒否せず一度引き受けてみてはいかがでしょうか。