発達障害もどきの行く末

発達障害グレーゾーンと診断されたとある社会不適合者による悪足掻き。とにかく職歴が悲惨

【Uber Eats】嵐の中の配達…!! とある女性客からの "暖かな施し"

発達障害グレーゾーン(無能)と診断を受けた男、発達障害もどきです。

 

つい先日、Uberで配達している途中、久しぶりに雷雨に見舞われてしまいました。

 

事前に雨雲レーダーで何度も雲の動きをチェックしていたはずなのですが、配達先が自宅からあまりに遠くなってしまったことと、運悪くその地域に急遽雨雲が発生したのです。

 

雷雨の中配達することになってしまった発達障害もどきですが、なんとか配達先に到着し、お客さんに注文品を手渡すことに成功します。

 

お客さんは女性の方で、身なりは半袖短パンというスタイルでした。帰り際、私は彼女から "暖かな施し" を受けることになります。

 

え、今まで配達してきてこんな悦ばしいことが、今までにあっただろうか…!!!

 

女性の意外な対応を目にした発達障害もどき、その運命やいかに…!!!!!

 

配達中に見舞われた突然の雷雨

 

ある日の夕方頃、私は Uberでリクエストを受けました。

 

注文品は Uber配達員にとって最も配達しやすいケンタッキーフライドチキンでした。

 

すぐさま注文品をピックアップし、ウバッグの中に詰め込みます。配達先はなんと2駅分の距離がありました。

 

Uber Eatsの配達料が月額制になったことに加え、配達料がなんと1ヶ月間無料になるというので、遠くから注文してくるお客さんが殺到しているのです。

 

長距離配達にうんざりしながらも、自転車を走らせます。

 

 

配達先まではまだまだ遠く、しばらく自転車を漕いでいました。踏切に差し掛かった頃、腕に水滴が付くのを感じました。

 

汗かな…? いや、まさか…!!!

嫌な予感というのはほぼほぼ的中するのが世の常で、気がつくと大雨が降ってきました。

 

ウワァ…!!! 速く、速く、速く踏切開いてくれエェェェェェェェェ...!!!!!

自転車のペダルを何度も足で踏みつけながら、踏切の遮断棒が開くのをひたすら待っていました。遮断棒が開く頃には、すでに雷まで鳴り響いていました。その間、わずか1分…!!!

 

こんな天気で配達向かうとかマジ無理ゲー!!!!!

私は近くのマンションで雨宿りをし、お客さんに「雷雨が収まり次第、すぐ配達に向かいます。配達が遅れますことを心よりお詫び申し上げます」とメッセージを入れ、天気が回復するまでそこで待機していました。

 

 

雨宿りしている最中、私はお客さんと何度もメッセージのやり取りをしていました。お客さんはとても優しい方だったので、クレームを言われたり呆れられたりするようなことは一切ありませんでした。低評価を入れられるのを覚悟していましたが、その心配はなさそうだったので一安心しました。

 

 

小雨ではありましたが、お客さんを待たせるわけにはいかなかったので、見切り発車な面持ちで再出発しました。出発してはすぐ近くの施設で雨宿りするのを何度か繰り返した後、ようやく配達先に辿り着きました。マンションだったので部屋番号を入力し中に入ります。

 

ついに運命の人と対峙する発達障害もどき

 

開口一番、

 

大変長らくお待たせさせてしまい申し訳ありません!雨具の用意をしてなかったばかりに配達が遅れてしまって重ね重ね申し訳ございません!

いえいえ大丈夫です、むしろこんな雨の中配達して下さって本当にありがとうございます!

相手はメガネをかけた若い女性で、服装は半袖短パンでした。私にはメガネ属性はないので、脳内で彼女のメガネは外しておきました。

 

満身創痍だった私は、彼女の太ももを眺めながら冷えてしまったケンタッキーフライドチキンを取り出し、彼女に手渡します。

 

雨ってどうなってますか?

止んできてはいるようですが、まだまだ降ってますね…

そうですか、でしたら…!

彼女の格好は半袖短パン。人前に出るには少し恥ずかしい姿でもあります。

 

そういった女性客を相手にしたとき、多くの Uber配達員は意識することでしょう。

 

え、これはもしかすると…!!!!!

 

彼女は雨の中ずぶ濡れになった私を見て、こう言いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よろしければお使い下さい!

これは…

彼女が差し出したものはなんと "傘" でした。

 

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もう雨も大して降ってないんで、大丈夫ですよ!

いえ、こんな雨の中来てくださったのですから、遠慮なく受け取って下さい!

…分かりました!ではまた後日お返し…

あ、そのままお持ちいただいて大丈夫です!

その後、私は彼女に感謝の意を述べつつ、マンションを発ちます。雨はほとんど止んでいたため、実際に傘を差すことはありませんでしたが、彼女の心遣いには感謝の気持ちでいっぱいでした。

 

 

今となっては、自転車に乗りながら傘を差すというのはどうかと思っていますが、当時はとても感動しましたね。女神が降臨したかのようでした(語彙力喪失)。

 

あの嵐の夜、その女性からいただいた "暖かな施し"を、この発達障害もどきは生涯忘れることはないでしょう。いつか困っている人を見かけたら、私もその女性のように手を差し伸べられる人間でありたいです。

 

発達障害グレーゾーン(無能)と診断を受けた男、発達障害もどきでした。

 

最後に、気になったこと

 

雨宿りしていたため、その間はほとんど動いていなかったにも関わらず、かなりの距離を移動したことになっていました。

 

GPSのピンって、たとえその場から動いてなかったとしても、微妙に動いてしまうそうで、その分も移動距離としてカウントされてしまうみたいなんです。

 

迷子になったわけでも、ピンずれで配達先が分からなくなったわけでもありません。う〜ん、これは一体どうしたらいいんでしょうか。

 

もう悪天候の日に配達に行くのはやめた方がいい感じですかね。余計なトラブルを起こすとアカウント停止の可能性もあるため、一攫千金みたいな考えは捨てて、事なかれ主義の精神を持った方がいいのかもしれません。