発達障害もどきの行く末

発達障害グレーゾーンと診断されたとある社会不適合者による悪足掻き。とにかく職歴が悲惨

空港保安検査員、ブラック...

大学時代の先輩で、就職活動に失敗したせいで空港保安検査員に就職せざるを得なかった人がいる。

 

今回はそんな先輩について書いていこうと思う。

 

空港保安検査員のブラック度

ネットにも空港保安検査員がどれだけブラックなのかについて書かれていたが、先輩から聞いた話とほとんど同じだった。

 

まず労働時間がクソ長い。1日およそ15時間は拘束される。終電を逃して家に帰れないのはザラ。

 

シフト制だが人手不足であるため、誰かが休むと他の誰かが休日出勤させられるのもザラ。

 

そんな激務であるにも関わらず、月収はたった15万円。アルバイトの方がまだ健康的に稼げる。

 

さらに先輩の職場には陽キャが多いらしく、飲み会も定期的に開かれる。先輩は陰キャであるにも関わらず、必死に陽キャのグループに馴染もうと頑張っていたようで、カラオケの振り付けなどを覚えていた。僕だったら到底できない芸当である。

 

壊れていく先輩

先輩は僕と同じく変な部分で真面目だったのか、そんなブラック企業で3年も働こうとしていた。有給も「自分みたいな無能が取るのは周囲に申し訳ない」と取得を拒んだりしていた(そもそもまともに取れるのかすら不明)。

 

感覚も麻痺してしまったのか、その職場をブラックじゃないと主張してもいた。

 

あと先輩は職場で良いように利用されていた可能性が高い。休日出勤なども気さくに頼まれていたのだろう。人に舐められるといろんなところで損をしてしまう。

 

過労死寸前の先輩

結果、先輩は心身ともにボロボロになっていた。

 

スタバで会ったとき、先輩は胸部を抑えてひたすらうずくまっていた。僕は先輩が落ち着くまでの間、先輩のことをずっと介護していた。その日は先輩とスタバで楽しく雑談した後でカラオケに行こうとしていたのだが、当然ながらおじゃんになった。

 

しかし後日、どういうわけか先輩からドライブに誘われた。案の定、僕は拒否した。

 

それ以降、僕と先輩がやり取りすることはなくなった。先の件で、ブラック企業で働く先輩と遊びに行くことに大きな躊躇いを覚えたからだ。

 

その後の先輩

先輩とのやり取りが途絶えた数年後、LINEのタイムラインに先輩が投稿した内容を見た。どうやらマッチングアプリで彼女(容姿はお世辞にも良くはない)を作ることに成功したようだった。

 

今は空港保安検査員など辞めて、他の待遇の良い会社に転職しているに違いない。

 

そう思っているし、そう願っている。