発達障害もどきの行く末

発達障害グレーゾーンと診断されたとある社会不適合者による悪足掻き。とにかく職歴が悲惨

できないことができるようになっても、自信なんて身につかないよね

私は大学を卒業して2年もの時間を、スーパーのレジ打ちという誰にでもできて、何のやりがいもない仕事に費やしてしまいました。正確には大学時代から始めていたので、その分もプラスということになります。

 

ある程度の貯金はできたものの、その代わりに時間や機会といった、ある意味お金よりも貴重なものを失うハメになりました。

 

必要最低限の接客方法、お釣りの計算とか札の数え方など、できるようになったものがあるのは確かですが、それが自信に繋がったかと言われたら、別にそんなことはありませんでした。

 

 

この仕事を通じて、「できないことができるようになっても、自信なんて身につかない」ということを学べました。この記事にて紹介していきます。

 

初めてレジ打ちの仕事に就いてから

 

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初めてレジ打ちの仕事をしたとき、初日からミス連発しまくりでした。

 

商品を割引にする操作をし忘れたり、レジが混んでるとパニックになってミスが増えたり、売上金を回収するためのレジ上げがろくにできなかったりするなど、いつクビになってもおかしくなかったレベルの仕事ぶりでした。

 

やがてこれらの業務も一通りこなせるようにはなるのですが、私と同じタイミングで入った人たち、私よりずっと後から入った人たちが、難なくこなしていたのを目の当たりにしてしまいました。

 

 

普通の人なら1ヶ月もあれば余裕でこなせる業務を、6ヶ月経ってようやくできるようになったようでは、自信なんてつくはずもありません。

 

私が一通り仕事を覚える頃には、私よりも先を行っていた人たちは、他の仕事を任されるまでになっていました。

 

 

最低限の仕事をこなせるようになったとしても、周りからはすでに ”仕事ができない人間” というレッテルを貼られていたので、どう足掻いても他の仕事を任されることは決してありません。

 

何かしら仕事で手柄を上げたとしても、それが認められることはなく、延々と同じフロアでレジ打ちをするだけの日々を余儀なくされてしまいました。

 

 

自己肯定感が欠如した状態で数年もの間、ひたすら単純労働の毎日でした。むしろ早くクビにしてくれた方が、貴重な数年間を棒に振らずに済んだのかもしれません。

 

できないことができるようになっても、自信なんて身につかないよね

 

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「でもやる前より上手くなったんだろ!周りとの比較なんてどうでもいい!!過去の自分よりも成長したならそれで問題なし!」

 

なんて言ってくる人も世の中には一定数います。

 

 

できないことができるようになったにも関わらず、自信がつかないのはおかしいと、まるでこちらを糾弾しにきたかのように思えてきます。

 

 

人間というのは、とにかく時間や労力を惜しまなければ、できないことの大半はこなせるようになります。時間はかかったものの、私もレジ打ちに求められる必要最低限の仕事はこなせるようになりました。

 

しかしそこに自信が宿るかどうかは本人次第です。

 

できないことができた=自信獲得!

 

なんて単純な思考が成立するほど、何事もそう上手くいきません。

 

まとめ

 

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クビにならず働くことができたのは、ただのアルバイトだったからというのと、アルバイトとはいえ、勤め先のスーパーが大企業でもあったからと勝手に考えております。

 

私のような無能でもクビを切られずに済んだ主な理由がそれです。これが中小企業とかだったら終わってました。ですが自身の仕事ぶりを考慮すると、せいぜい半年程度働いてから辞めて、他のアルバイトを探した方がずっと賢明だったとさえ考えております。

 

 

できるようになっても自信がつかないところに投資し続けるのは、新たな経験を得る機会や、その他時間や労力の損失でしかありません。

むしろ続けることで、自己肯定感が徐々に喪失していき、やがて「自分なんてどこ行ってもダメだ…」というレベルにまでなります。無能な人ほど、そうなる前に早く手を打ちましょう。