「釣りいらないんで、早よしてくれます?」
遠方はるばる、注文品を配達しに自転車で漕いできたにも関わらず、お客さんからの第一声がそれでした。道に迷ったりしたわけでも、熟成案件だったりしたわけでもなく、坂道でも必死に自転車を漕いでいました。それでもお客さんは終始イライラしていたみたいです。
今まで態度の悪そうなお客さんは何人もいたのですが、面と向かってあんな言い方をするお客さんは初めてでした。
当然ながらこちらからは低評価を押させていただきました。どうせ向こうも低評価を押してくるだろうと思っていたのですが、意外にも押されることはありませんでした。
今回の配達を通じて、私がいろいろ考えたことを記事にしていきます。
面と向かって直接文句を言ったことで、配達員に対するストレスが発散された
お客さんが配達員に対して不満があるとすれば、大抵は配達の遅延だったり、配達員の態度や愛想が悪かったりするケースがほとんどです。
配達員に対して直接文句を言うお客さん、アプリの方から配達員に低評価を押すお客さんがいますが、今回たまたま前者の方に当たったというだけの話です。
大抵のお客さんは、配達員に対して多少の不満があったとしても、注文品の中身さえ無事であれば、トラブルに発展するようなことは起こしませんし、低評価を押してくることもほとんどないです。
今回、私が遭遇したお客さんは、面と向かって不満をぶちまけたことで気分的にスカッとしたのか、アプリの方から低評価まで押してくることはありませんでした。不幸中の幸いだったと言えます。
そもそもどうして急かされたのか
レストランから配達先まではかなりの距離がありましたので、お客さん自身、注文した段階でそのことについて把握はしていると考えています。それでも私は「早よしろ!」と面と向かって言われてしまいました。
そのことについて、思い浮かんだ主な理由としては以下になります。
配達員はみんなバイクを使うものだと思われていたから
おそらくですが、あのお客さんは前にも Uber Eatsを利用したことがあるのだと考えます。そのときの配達員がバイクを使って配達していたことから、あのお客さんは
「配達員はみんなバイクを使うから早いんだ!!!」
って考えるようになったんだと推測します。
私はバイクではなく自転車で配達を行っています。
そのせいで今回、バイクではなく自転車での配達になってしまい、「配達員はみんなバイクを使う」という認識を持ったお客さんの期待を裏切るかたちになりました。
若いお客さんでも、態度や愛想が悪い人は多い
態度や愛想が悪いお客さんというのは、大抵が中高年のお客さんであります。
しかし今まで私が配達してきた経験から言わせてもらうと、若いお客さんが一番多かった印象です。まぁ Uber Eatsを利用している大半が、若年層というだけなのかもしれませんが。
態度や愛想が悪いといっても、配達員に対して直接文句を言ってくるケースは少なく、せいぜいアプリの方から配達員に低評価を押してくるケースがほとんどです(それでも押されると困ることに変わりはないです)。
どこに行っても、やはり変な客というのは一定数いるものだと割り切らなければならないんだと思うとやるせない気分になりますね。
特に平日の昼間が、そういうワケありなお客さんが多いです。
夏場はそうでもありませんでしたが、秋になってから増えていったように思います。冬場になるとまたマシになるのでしょうか。これから Uberで配達する人はくれぐれも注意して下さい。