シェアハウスには入居者同士のトラブルが付きものである。
僕が入居しているシェアハウスでも、洗濯物が洗濯機や乾燥機に放置されたままといったトラブルは頻繁に起こっている。
しかし今回、少し度が過ぎたトラブルが起こった。
そのトラブルについて紹介していくとする。
就寝時間でありながら、周囲に騒音を撒き散らかした
トラブルの主は辻林さん(仮)(以下、女さん)という方で、僕がシェアハウスに入居した日に会話した女性である。
シェアハウスについてあれこれ教えてくれた女さんだが、まさかあんな堂々とシェアハウスのルールを破る人だとは思わなかった。
僕が入居しているシェアハウスでは、洗濯機と乾燥機は0時から7時まで使ってはいけないルールとなっている。
今回、女さんはそのルールを破った。とっくに0時を過ぎているにも関わらず、スマホで大音量の動画を垂れ流しながら下着を手洗いし、その洗った下着を脱水するのに洗濯機を使ったのだ。
真夜中に響き渡る騒音のオンパレード。僕はそのときベッドで横になっていたが、騒音のせいで全然寝付けなかった。きっと他の入居者もそうだったに違いない。
さらにその翌日、僕は仕事だったので、なんとしても女さんの騒音を止めなければならなかった。
そしてついに僕はベッドから起き上がってドアを開け、女さんの元に向かった。開口一番、
「洗濯っていつ終わります?(圧)」
と怒り心頭で女さんに詰め寄った。女さんはビクッとしていた。相手に反省の意思がなければ、洗濯機の電源を無理やり切るつもりでいた。
「あ、もうすぐ終わります!」
「どれぐらいで終わります?(圧)」
「……」
「5分ぐらいですか?(圧)」
「…そのぐらいです」
僕が女さんに注意してしばらくすると、ようやく静かになった。
ちなみに洗濯機の方はそれから5分以上は稼働していたようだった。
女さんェ…
ルールの意味を理解できない女さん
このシェアハウスでは洗濯機と乾燥機は0時から7時までは使えない。0時から7時は一般的な就寝時間であるため、周囲に大きな音を出してはいけないのだ。
女さんはそのあたりのルールを理解できなかったのか、それとも誰にも注意されないだろうと舐めていたのか、真夜中でありながら騒音を出しまくるという暴挙に出た。
騒音おばさんならぬ、爆音おばさんと言っても差し支えない。
結局、その日は興奮して寝付けなかった。おかげで翌日に支障が出てしまった。女さんに慰謝料を請求してやりたい。
余談
今度また同じことをされた場合、女さんが下着を洗っているところをマジマジと観察してやろうかとすら思っている。女さんが下着を洗っている洗面台に無理やり割り込んで歯磨きしたり髭剃りだってしてやるつもりでいる。
シェアハウスはお前だけのものじゃない。
トラブルの翌日、女さんが小便するときの音を聞くことができた。女さんの下の毛も便座に絡まっているのだろう。しかしそれでも、僕の安眠が妨害された怒りが静まることはないが。