発達障害もどきの行く末

発達障害グレーゾーンと診断されたとある社会不適合者による悪足掻き。とにかく職歴が悲惨

しないことリストに目を通した発達障害もどき

どうも、発達障害もどきです。略して「はつしがもどき」です。

 

今回はこちらの本について読書感想文を書いていきます。

 

しないことリスト (だいわ文庫)

しないことリスト (だいわ文庫)

 

日本一有名な元ニート・phaさんの著本です。前回の「がんばらない方法」を読んで、この「しないことリスト」についても書いていきたいと思ったので、こうして記事にしたまでです。

 

 

前置きはここまでにして、早速紹介していきます。

 

しなきゃいけないことに追われるのは、情報量が多いから

 

人間は現状に満足すると、お金を使わなくなります。そうなると、物やサービスが売れなくなり、経済が回らなくなります。なので、どうにか人の不安を煽り、買わせようとしているのがこの現代社会です。

 

英語やプログラミングができないと、将来詰みますよ!!

 

 

結婚して子どもを産まないと、将来安定した老後は送れませんよ!!!

 

 

会社員だけではやっていけません!!会社以外でお金を稼ぐ術を身につけましょう!!今が一番若いのです!!これとあれとその教材に投資して、お金持ちになりましょう!!!

 

 

みたいな宣伝文句。

 

もうぶっちゃけ聞いているだけで心身ともに疲弊するので嫌になります。無駄に不安を煽るような情報からは、とっとと逃げるのが賢明ですが、この情報化社会において、ネットを完全に断つというのはあまりに愚策です。 

 

将来必要になるかもではなく、今の自分にとって本当に必要なのかどうか、そこをちゃんと見極めた上で、情報に目を通すべきだと思います。

 

物はできるだけ、持たないに越したことはない

 

昔の時代では、物はたくさん持っておくべきという価値観が蔓延していましたが、今の時代は、コンビニに行けば一通り物を揃えられる時代になっています。物を捨てられず、家をゴミ屋敷してしまう年配の方がたまにいらっしゃいますが、既存の価値観をアップデートできなかった者の末路といったところでしょうかね (全員が全員そういうわけではありませんが)。

 

物を持つと、管理コストがかかります。

 

 

「前に買ったアレ、どこにしまったっけ?」

 

 

「安売りだったからつい勢いで買ってきたけど、どこに置いたらいいんだろう…」

 

 

みたいな体験、したことないですか?こういうのを管理コストといい、実は心身的にも負担になっていたりします。管理コストは、脳の注意(認知)資源の一つとされ、実際に脳が活動するときに使われるエネルギーにもなっているので、物を持てば持つほど、疲れが溜まりやすくなります。

 

 

どれだけ高価な物を持っていたとしても、それを自分で管理できないのであれば、ストレスの権化にしかなりません。いっそ全部捨てて身軽になってみるというのも、悪くない選択肢です。他人とシェアするのも方法の一つですね。

 

俗な理由がなければ続けられない

 

仕事をするときの理由として、よく理想とされるのが

 

 

「社会の役に立つ✨」

 

 

「顧客を第一に考え、常に自己研鑽に努める°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°」

 

 

ですが、明らかに崇高すぎやしませんか?「お前は働くために生まれてきたのかよ?」って言いたくなりますよね。

 

そもそもこんな崇高な理由だけで働いている聖人を見たことがありません。どいつもこいつも、聖人のフリした俗な人間です。

 

仕事をするにしても、「社会の役に立つ✨」ではそもそも続けられません。誰しも「金がないと死ぬから」とか「風俗に行きたいから」みたいな、いやしい理由だけで動いています。むしろそんな俗な理由こそ、人が最も行動できる動機になっていると思います。

 

人に上手く頼る練習をしよう

 

完璧主義だったり、人を信用できない人間ほど、自分一人で抱え込んでしまうことが多いです。僕もその一人です。僕の場合、人に頼るというより、人に依存するというかたちになってしまいます。

 

本書には人に上手く頼るコツが記載されていたので、少し紹介していきます。まず相手には低姿勢でお願いし、感謝の言葉は絶対に忘れないようにします。その後、「何か頼まれたときは、必ず引き受けるという姿勢」を取ります。要は相手に貸しを作ったと思わせます。そうすることで、人は勝手に満足してくれるからだそうです。

 

困ったときは人に頼ればいいなんて簡単に言うものじゃないですね。これはある程度社交性がないと難しそうです。節約と同様、一種のスキルと言っても過言ではないです。

 

依存=社交性のない人が、人に頼ろうとすることを指す

 

少数のたまたま上手くいった成功例なんて一般化するもんじゃあない

 

「貧困や虐待、重病といった苦境から、類稀なる努力によって這い上がった話」とかまさにそうですよね。週刊少年ジャンプのバトル漫画の大半がまさにこれです。

 

人生が運とか環境で決まっていると認めたくない人間が一定数いるからこそ、こういうドラマチックな話が持ち上げられるのでしょう。努力推しのバトル漫画というのは、そういう人たち向けのコンテンツと言えますね。

 

 

だからこそ、「苦しい状況でも成功した人はいるんだから、上手くいかないのはお前のの努力不足だ」なんて無慈悲な言葉が、人の口から平然と出てくるのでしょう。

 

苦しい状況でも上手くいった人がいるから何なのでしょうか?それでも大多数の人間が、不利な状況で力を発揮しにくいという事実は変わらないというのに。たまたま上手くいった成功例を一般化しないでいただきたいですね。

 

とりま、ゴリゴリの努力推しのバトル漫画は全て打ち切ってしまいましょう(支離滅裂)

 

疲れた→辛い→休もう→もう少し頑張ろう→疲れた→辛い→やs…

 

↑人生はまさにこの繰り返しだそうですが、この意見について少し僕の方から反論があります。

 

その無意味な繰り返しに疲れたのですが。

 

 

疲れて辛いから休んで回復する。それを何度も何度も繰り返す行為そのものにすでに疲れているのです。休めば疲れが取れることくらい知っています。ですが、僕の言っている疲れというのは、いくら休んでも取れるものではないのです。

 

読書が苦手な人ほど、本をきっちり読みたがる

 

これは読書に限った話ではなく、そういう人は参考書に目を通すときも、1ページ目から読み始めるのだと思います。その思考の根底にあるのは、「しっかりしないといけない」とか「頑張らなきゃ」といったこだわりの強さだと思います。そのこだわりの強さが、変な方向に向いているというだけの話です。そのため、その人の中では開始コストが非常に高く設定されており、読み始めるまでにかなりの労力を消費することでしょう。

 

僕も、どんなに面白くないページであっても、バカ真面目に目を通していましたが、読み終わってみると、内容なんて全然頭に残っていませんでした。

 

もっと自分がやりやすいようにすればいいと思います。せっかく買ってもらったのにモッタイナイとか、別に思わなくていいです。

 

まとめ

phaさんの著書は全て、僕にとってバイブルのようなものです。ライフハック系の本といえば、phaさんが書いたものが一番だと考えております。

 

過去に読んだ本も読み返してみて、また記事にしていくというのもアリかもしれませんね。

 

ではでは、ばいちゃ(@^^)/~~~