今回はこんな本を読んだ。
内容についてだが、今あなたが想像した通りのことが描かれていた。
早速だが読んだ感想について述べていこうと思う。
ブラック企業とは
ブラック企業が何なのか、ほとんどの人がその実態について大方把握している。
労働者を何時間も働かせたり、殴ったり蹴ったり罵倒したり、思い通りに動かなければハラスメントや退職強要を平然と行う超悪質な組織である。
入ったが最後、心身ともにズタズタにされる。従順さを発揮すればするほど洗脳されて抜け出すのが難しくなっていき、最悪命を落としてしまう。
ブラック企業の手口は日々巧妙化している
ブラック企業の存在について世間に広まったおかげで、今では何時間も働かせたり、殴ったり蹴ったり罵倒したりといったことを平然と行う企業はなくなってきている(企業に従順過ぎると過労死してしまうと理解した若者が、生き残るために図々しさを会得したというのもある)。
しかしブラック企業の手口というのは日々巧妙化している。
辞めて欲しいと思った労働者に無意味な雑用を押し付けまくったり、事あるごとに圧力をかけて精神的に追い込むといったいじめを行ったり、
会社都合退職ではなく自己都合退職を強要し、それに反発して会社都合退職にしてもらおうと異議申し立てすると「それだと懲戒解雇になり、転職活動のときに悪影響を及ぼすぞ」と脅しをかけてきたりもする。
これらは全て僕の経験談なのだが、似たような手口で労働者を苦しめている企業は他にもあるだろう。
結局のところ、そういう目に遭った場合は公的機関に相談してみる他ない。解決しない可能性の方が高いが、何かしらヒントは得られるはずだ。
手口が巧妙化すればするほど、ネットや書籍の情報程度で解決できる問題でなくなっていくだろう。
ブラック企業 上手く逃げ切れるかは自分次第…
有益な情報とはすでにいろんな人に共有されているため、その有益な情報を一つ押さえることができたからと言ってそこで終わりではない。みんなそういった情報を持っているという前提で、そこからいかに立ち振る舞うかが重要になってくる。
ブラック企業の経営者もまた、若者が長時間労働やパワハラに遭った場合にどう行動するのか把握している。だからこそ、周囲からブラック企業扱いされず、いかに労働者を搾取できるかいろんな手口を探っているのだ。
人生とは戦いの連続。自分が組織の中で有利に立ち回るために相手を蹴飛ばすなんてザラである。そんな戦いが嫌でニートや引きこもりになったとしても、結局世間からの冷遇と戦わなければならない。生きている限り、人は戦いから逃れることは決してできない。