…はい、タイトル通りです。
この度、私発達障害もどきは、人生初の内定辞退をかましてきました。
人生初の内定辞退です。見納めをば。 pic.twitter.com/Zj9FPgOWDH
— 発達障害グレーゾーンの山田 (@TheGrayGray885) 2020年7月13日
私が今まで就職活動をしてきた中で、内定辞退したのはその会社が初めてです。厳密に言うと、アルバイトも含めると2社目になってしまいますが、そこはさておき。
理由といたしましてはお察しの通り、ブ〇ラック企業だとほぼ確信したからであります。
では具体的にどうブラッ〇クだったのか、一つ一つご紹介していきたく思います。
求人票に書いてあることと全然違う
①基本給
求人票には20~40万円と記載されていたのですが、実際はたった13万円でした。諸手当込みでも、20万円には全然届きませんでした。
フルタイムであるにも関わらず、月給がたった20万円未満だなんて、どう考えても割に合わないし、生活していけるはずがありません。
未経験の業界ではありましたが、これはあまりにも酷い仕打ちです。
②残業時間
求人票にはしっかり「なし」と書かれていたのですが、雇用通知書にはしっかり「あり」と書かれておりました。
勤務地は本社ではなく "客先常駐" なので、本社の就業規則はおそらく適用されないでしょう。なのでもし客先の企業がブラ〇ックであれば、もう辞める以外に助かる見込みはありません。
③有給
本来であれば有給休暇というのは、6ヶ月間、ほとんど休みのない従業員に対して10日付与されるという決まりになっています。
しかし今回、私が内定辞退した会社では、入社してから3ヶ月後、2日付与されるということになっており、それから1ヶ月ごとに1日付与されることになっていました。
これが問題なのかどうかはよく分かりませんが、少なくとも労働基準法に反しているということだけ分かりました。
ホームページの作りが明らかにしょぼかった…
肝心のホームページですが、表示される画面環境に応じてデザインやスタイルが変化するメディアクエリが、スマホやタブレットに対して適用されていませんでした。なのでスマホやタブレットでそのホームページを検索しても、PCサイズで表示されてしまうということです。
ホームページのデザインですが、青一色だけで会社概要とか採用情報が記載されておりました。ちなみにその会社ですが、バリバリの IT企業です(笑)
社長がスピリチュアリティ溢れるド変態だった
社長と営業部の人が面接を担当してくれたのですが、あるとき社長が私に対してこんな質問をしてきました。
社長「キミはどっか宗教に入っとるんか?」
しゅ…宗教ですか? いえ、特に入ってないですけど (ドン引き)
社長「キミが今ここにおるのは、いろんな "縁" があるおかげなんや」
縁?
社長「せや。ちょうど弊社が求人を募集しとったこと。さらに採用の枠もまだ埋まってなかったこと。キミがこの業界で就職活動していたこと。さらに言うと、両親がキミを産んでくれたっていうのもあるな!そういった数々の "縁" のおかげで、僕らは今こうしてここにおるってことなんや!!」
…あ、あぁ、そうですね… (ドン引き)
社長「別に我々の宗教に入ってくれとまでは言わんけど、"縁" って考えだけは大事にしといて欲しいねん」
…この会社、マジやばくね?
面接の場において、信仰のことを質問してくる会社というのは、往々にしてコンプライアンスの意識が低いと、相互フォロワーさんからご意見をいただきました。さらに言いますとその会社は、コロナ騒動であるにも関わらず、面接時にマスクの着用を一切していませんでした。コンプライアンスの意識の低さについては納得でした。
社長「あとこの会社に必要なんは、とにかくガッツのある社員や! 実際キミが入社したら、会社を休むなんてことはご法度やで! そこだけ理解しといて欲しい」
………(´・ω・`)
そもそも最初から職業訓練校に入校したかった
全てはこれに尽きます。今現在、私の志望する業界は、経験者を優遇して採用しているため、その業界に対して未経験な私が採用される可能性は著しく低いです。
そしてちょうど申し込みのタイミングと重なるかたちで、そのブ〇ラック企業から内定が出てしまったのです。
職業訓練校に行ってスキルを磨くか、この十中八九ブラ〇ックな企業で心身摩耗しながらスキルを磨くのか悩んでいましたが、自分の直感と相互フォロワーさんのアドバイスを吟味した結果、今回初めて内定辞退という選択に踏み切りました。
もし職業訓練校の試験に落ちてしまっても、ブラッ〇ク企業の内定を蹴ったことについて後悔は一切残らないかと思います。
まとめ
人生初の内定辞退をした感想といたしましては、「まぁこんなもんか…」という感じでした。
ぶっちゃけた話、面接に行く前からすでに、その会社に対して胡散臭さが漂ってきていました。普通の人であればその求人票を見た瞬間、面接に行くことはまず考えないでしょう。
はい、それが正解だと思います。明らかに時間の無駄にしかなりませんから。しかし私にとっては、ブラ〇ック企業ではありましたが、内定をいただいたという事実のおかげで、自己肯定感を持つに至れたので、全部が全部無駄ではなかったかなと思ってます。
会社を選ぶときは、自分の直感を何より最優先しましょう。周囲のアドバイスももちろん大事ですが、最終的な判断を下すのはやはり自分なので、まずは自分の気持ちに耳を傾けてみてはと思います。