以前勤めていた "半年経たずクビになった会社" について、私は今までいろんな内容の記事を書いてきました。
仕事の過酷さに耐えきれず、ブラックな製造現場からデスクワークに異動したり、異動先でパワハラに遭ったり、社内不倫を目撃したり、挙句の果て能力不足でクビになったばかりか、解雇予告手当を貰えなかったりなど、本当に散々な日々でした。
今回はその真相について書いていきたいと思います。
実はトライアル雇用でした…
半年経たずクビになった会社についてですが、なんとトライアル雇用で募集をかけていたのです。
トライアル雇用について
まず「トライアル雇用って何ぞや？」って人に簡単に説明させていただきますと、読んで字のごとく "試しに雇用する" という意味になります。
スキル・経験不足や空白期間などを理由に、就職が難しくなった人向けの救済措置として作られた制度です。
未経験の職に就きたい人や、安定した職に就けず転職を繰り返したり、そのまま無職になり空白期間ができてしまった人などが主な対象となっています。
書類選考をほぼ確実に突破して面接することができ、基本的には採用されることが多いとされています。
ここまで聞くと
「え、めちゃ最高な就労支援制度やん！！」
と思う人もいるかもしれません。
しかしそんなトライアル雇用でも、デメリットはもちろんあります。
試用期間としては原則３ヶ月ですが、企業には採用の義務がありません。つまり少しでも採用に至らないと思ったらすぐに解雇ということもあり得るというわけです。
超ざっくりまとめますと、採用されやすいけど、同時に解雇もされやすいといったところでしょうか。
トライアル雇用を利用し、ようやっと就職…!!!
職歴がズタズタだった私が手っ取り早く就職するには、このトライアル雇用という制度を利用する以外に道はありませんでした（他にも履歴書を詐称するという手段も思い付きましたが、あくまで最終手段）。
書類を郵送して面接まで進むと、なんとその日に内定をいただくことができました。
あまりにも呆気なく内定が出てしまったものですから、当初は「何か裏があるのでは…!?」と疑っていました。
ですがそれでも内定ということに変わりなかったので、私は初出勤を迎える日まで、過去に視聴したアニメを再視聴していました。
ブラックな製造現場に耐えきれず、部署異動を申し出る
初出勤してから、製造現場にそのままブチ込まれました。しかしあまりにもブラックな職場環境に耐えきれず、２ヶ月でギブアップしてしまいました。面接した日に内定が出た理由がハッキリと分かった気がします。
社長に「他部署に異動できなければ退職する」という直談判をすべく、会社をズル休みして、話すべき内容をひたすらまとめていました。
直談判の結果、試用期間を１ヶ月延ばす代わりにデスクワークに異動ということになりました。
本来であれば３ヶ月で終わっていた試用期間ですが、私が製造現場から異動を申し出たことにより、さらに延長ということになりました。
トライアル雇用では解雇予告手当が貰えない…!?
トライアル雇用だと試用期間終了後、常用雇用に移行するか、そのまま雇い止めということになります。
しかしトライアル雇用であっても、２週間以上雇用したのであれば、書面での解雇予告通知および解雇予告手当が必要になります。
私は製造現場からデスクワークに異動したのですが、直属の上司からパワハラに遭った挙句、ろくに仕事をこなせないまま ”諭旨解雇” を言い渡されました。
クビを宣告されてから２０日後に解雇とのことだったので、１０日分の解雇予告手当を貰えるはずでしたが、紆余曲折あって貰うことができませんでした。
まとめ
真相と言いましても、結果的には大して変わっていません。
結局私がクビになった原因としては能力不足でしたが、トライアル雇用という制度を利用していたことで、その分クビを切られやすい状況下にあったのだと考えています。
しかしトライアル雇用であろうとなかろうと、私があの職場で長く働けないという結果には変わりなかったと思っています。
直属の上司からのパワハラを受けていたということもあり、解雇でなくとも自主的に辞めていたことでしょう。
