みなさん、どうもおはこんばんちは!!!!(^_-)-☆
発達障害の診断がもらえず、奇行に走りまくって周囲からドン引きされていることで有名な発達障害もどきです!!!!!
今回は僕と同じような社会不適合者の方にとって、バイブルになり得る本をご紹介します。
はい、こちらです。
元ひきこもりニートがリアルに教える! 脱ニート完全マニュアル
- 作者: 地雷屋,石原まこちん
- 出版社/メーカー: メタモル出版
- 発売日: 2012/07/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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元引きこもりの人が書いた、ニート脱出本です。ネット上では高評価だったこともあり、ずっと前に購入し、最近になって読み返しました。内容としては「なんでワイのこと知ってんだよ!!???」と言いたいくらいに、僕の求めていた答えが確かにありました。
では、順を追って本の内容を紹介していきます。
筆者の経歴について
まず始めに、この本の著者である「地雷屋」さんの経歴をざっくりと述べていきます。
専門学校を卒業後、なんと2年もの間、ニートとして過ごします。その後一念発起し、コールセンターの契約社員になりますが、9ヶ月で退職。そしてそこからまた3年間もニートします。そこから就職してはニートになるを繰り返した後、会社に雇われずに稼ぐ方法を身につけます。
合計で5~6年もニートとして過ごしてきたわけです。病気や怪我で働けなかったわけではないにも関わらずです。僕でも流石にここまで酷くはないのですが、それでもなかなか悲惨な経歴だと思ってます。
▼発達障害もどきの経歴について
冒頭からめちゃ共感できました✩°。⋆⸜(*˙꒳˙* )⸝
筆者は書店に並んでいる就活本について、
「ダメ経歴向けの本がない…!!!」
と語っています。
確かに、大卒かつ新卒向けか、経験豊かな転職者様向けの本しか、書店に出回っているのをほとんど見かけたことがありません。僕自身もまた、いわゆるダメ経歴の持ち主なので、一般的な就活本というのはクソの役にも立たないわけです。
人生が上手くいってる上流階級の国民様向けかよ!!! 死ねっ!!!!
と何度思ったことでしょう。この本と出会うまでは。
ニート化してしまう要因
世間一般では、ニート=怠惰な人間という認識がまかり通っています。僕も失業したときにはよくニートになってしまうことが多いので、常に隣り合わせな状況です。筆者自身、ニートと社会人を経験したためか、ニート=怠惰な人間ではないという主張を遺憾無くされています。僕も同感です。
その中でいくつか印象に残ったのは、人がニートになってしまう主な要因というのが、学習性無力感というものです。
学習性無力感…
誰もが一度は聞いたことがあるかとは思います。いろいろとやってみたけど、どれも結果が出なかったばかりに、「どうせ何をやってもダメだ」と頑張ることを放棄してしまう現象なんですね。人間のみならず、犬や象なんかにも当てはまるのだそうです。
他にも、子供の頃から家族や周りの人から「お前はダメだ」「お前のことが心配なんだ」と否定され続けた場合にも、学習性無力感のような自信喪失状態に繋がります。
そのため行動力が激減し、何にも挑戦できなくなり、周囲に遅れを取ってしまうという、負の連鎖が見事に実現してしまいます。
ニートを脱するために、とにかくハードルを上げないこと
本書には、ハードル(開始コスト)を上げないことが、人間が行動していくために必要なことだと述べられています。
筆者自身、専門学校に在籍中、自信を喪失する出来事があり、そのため就職活動に力が入らず、惰性で少しは受けるも不採用の嵐だったので、そのまま引きこもりになってしまったのだそうです。
大学時代の僕自身もまた、就活セミナーの講師の人に
「第一印象で全てが決まります!!!!」
「常に姿勢正しく、大きな声で!!!!」
「絶対にニコニコしましょう!!! 笑顔を断ってはいけません!!!!」
「必ず会社に興味・関心を示しましょう!!!! そうすれば志望動機に力を入れられます!!!」
「郵送する書類は絶対に1ミリたりとも歪んではいけません!!!!」
「面接官からパワハラを受けるのは当たり前です!!! 類稀なる精神力で耐えるのがトーゼンです!!!!」
「新卒逃すと一生正社員になれません!!!! 人生負け組です!!!!」
「以上のことができないようなら、あなたはどこにも雇われません!!!! 頑張って下さい!!!!」
と言われたがため、ただでさえ働く意欲すらないというのに、僕の中で就活に対するハードルが大気圏までぶち上げられ、そのせいでさらにエネルギーを削られたため、筆者同様に、就職活動に力が入らず、大卒後しばらくレジをし続けるハメになりました。
今思えば、ハードルを上げすぎたために完璧主義に陥ってしまい、何もできなくなってしまったのだと思います。ああいう就活セミナーというのは、「追い詰めてこそナンボ!!! 危機感あってこそ人間は力を発揮できる!!!!」という、講師の経験談でしかないので、真に受けてはいけないものだったのです。
ハードルを下げまくろう…
ハードルを下げるコツとして、まず時間がかかることを受け入れること。次に「1日でも、いや、1分1秒でも早くしないと!!」といった強迫観念は今すぐ捨て去りましょう。
危機感は全くないと確かにヤバいですが、ありすぎても行動力や判断力を損なってしまいます。「あぁ〜、そろそろ動かないとなァ(´-ω-`;)ゞポリポリ」くらいの余裕さを維持しながら、持つべき危機感を調整していきましょう。
実際にハードルを下げつつ行動するコツですが、就職活動で例えてみます。
一般的に就職活動といえば、まずはスーツという名の拘束具を装着し、負け組の巣窟と言わんばかりのオーラを醸し出してるハローワークに行って仕事を応募し、履歴書、職務経歴書、証明写真を用意し、面接という合法パワハライベントをこなし、最後に採用か不採用か祈るという流れとなってます。
実際に書いてみただけでもハードルがめちゃくちゃ高そうですよね。気さくに「就活しろよ♪」なんて言われたら、僕だったら目を真っ赤にして発狂しそうです。
まずは革靴を履き慣れるところから始めます。とりあえず革靴を履いてしばらくウォーキングすることで、足に革靴を無理なく馴染ませるのです。
その後はスーツですが、別にそのまま面接行ったりとかしなくていいです。家にいるときスーツで過ごすとか、自家発電するときスーツを着たままにすると、気づけば着慣れています。
ハローワークに行くときも、建物の目の前でバックレてもいいし、運良く中に入って手続きを済ませてもいい。綱渡りするみたいにハードルを上手く調整していきます。
ハローワークに紹介状を発行してもらった後は、いよいよ企業に応募書類を郵送したり、直接面接に赴いたり。最悪ブッチしてしまっても特に問題はないかと思います。その場合、近日中になんとかハローワークに電話だけは入れときましょう。「求人票見返したのですが、やっぱり条件に合わなくて…」とか、適当にいくつか理由をつけるのを忘れないようにしましょう。
これを何度も繰り返していけば、無理なく就職活動に踏み込むことができるはずです。
迷いを振り捨てよう
本書には「人の足を止めるのは絶望ではなく迷い」と記載されています。
追い詰められた人は、とんでもない力を発揮するとも書かれており、これは無敵の人と同じと言っても過言ではありません。
秋葉原連続殺傷事件の加藤智大、京アニ放火事件の青葉真司もまた、精神的に追い詰められた果てに、世間を大いに騒がすとんでもない事件を引き起こしました。
「パワハラすごいけど、このまま在職し続けるか」
「とにかく逃げるか」
迷っている最中は、常に心が揺れ動いている状態にですので、行動力がガタ落ちします。エネルギーを心に費やしているからなんですね。
何か行動するときは、迷いなくすぐに決断できるようになると、確実に行動力を上げられると思います。そのためには直感スキルや自分の本心をもっと信用しましょう。
自分を凹ませて行動力を奪うような正論はガン無視
正論だからと、全ての意見に従うのは到底無理な話です。スイカ割りで全員の声を信じるのと同じだと本書でも語られています。
それに正論というのは、誰にでも言える意見であり、相手に反論する余地を与えない、弱いものいじめの手段にもなり得ます。
貧乳の女性に対して「まな板のようだね!」と言っても正論になりますし、何年も働かずに実家で親の脛を齧り続けている中年の男性に対して「子ども部屋おじさん」と言っても正論になります。勉強できないガキんちょでも言えますよこんなの。
これって一方的に言われた側はどう思うでしょうか?「なにくそ!」と現状から脱するために頑張ろうと思えるのでしょうか?精神的に傷ついて行動する意欲を失うだけなのではないでしょうか。
正論というのは、現状を解決する手段には絶対にならないのです。正論を全く聞かないというのも、それはそれで問題ありでしょう。受け入れるところまで受け入れて後は耳を塞いでしまってもいいと思います。
まとめ
今回記事にしたのは、本の前半部分となります。後編は長年ニートした筆者が、どのようにして職にありつけたかについて、僕の感想や体験を交えて書いていきます。
ちなみに文字数はなんと4000字を越えました。ここまで読んでくれた方には感謝しかないです。一冊の本で、しかも前半部分だけでここまで書けるとは、自分でも驚きました。
ではでは、また次の記事でお会いしましょう。